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PS Vita/Vita TV新ファーム3.10公開。カレンダー追加やPC内音楽検索可能に

PocketStation対応のソフトを遊びながら、PocketStationの画面も確認できる

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は25日、PlayStation Vita/Vita TVのシステムソフトウェア バージョン3.10を公開。ホーム画面にアプリのアイコンを最大500個表示可能になるほか、カレンダー機能の追加、Vitaで表示している写真をVita TVに転送してテレビに表示するなど、多数の機能強化が行なわれている。

カレンダー追加やAV関連機能強化

 新たにカレンダー機能を追加。Googleカレンダーとの同期も可能で、フレンドとオンラインプレイの約束を作成する事も可能。通知設定をしておけば、指定した時間にお知らせが届き、忘れずにフレンドとオンラインプレイができるという。

 また、ユーザーの興味に合わせてPlayStationに関連する情報をカレンダー上に表示できる。日本では、アップデート配信と同日に「ソウル・サクリファイス デルタ」公式カレンダーの運用を開始。ゲームの追加コンテンツ配信日時やイベント、ニコニコ生放送などの開催情報をカレンダー機能から確認できるようになる。

カレンダー表示のイメージ
友人とのオンラインプレイを予定として登録できる
ゲームの追加コンテンツ配信日時やイベント、ニコニコ生放送などの開催情報をカレンダー機能から確認できる
カレンダー予定を友人と共有

 「メッセージ」機能は、Vitaを用いてボイスメッセージを収録しフレンドなどと送受信するための機能。グループでメッセージを交換している場合に、グループのタイトルを設定できるようにもなっている。

ボイスメッセージを録音し、フレンドと送受信できる

 システム面では、ホーム画面に設置できるアプリケーションのアイコンを最大500個まで拡張する。

 「ビデオ」機能ではPS Vita/Vita TVのどちらでも、コンテンツリストの並び替え機能に「サイズ」を追加。ミュージック機能では、接続しているPCに保存しているコンテンツをキーワード検索できるようになった。

 「フォト」機能では、Vitaで表示している写真を、PS Vita TVに転送、テレビで見る事ができる。Vitaの向きや傾きにより、表示中の写真を自動回転する機能を、OFFにする事も可能。「パノラマカメラ」の撮影モードには「フリーフォーム」を追加している。

 Vita TVのみのアップデートとしては、ワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK 4」を、Vita TVで利用できるようになる。また、Vita TVで、PlayStation Mobile規格のソフトが遊べるようになった。

細かな機能強化も

 「コンテンツ管理」機能に「メモリーカードのコンテンツを管理する」を追加。メモリーカードの利用状況を確認したり、アプリのセーブデータなどを削除できるようになる。なお、従来の「アプリケーションデータ管理」機能は削除される。

「メモリーカードのコンテンツを管理する」画面イメージ

 「日付&時刻」からは、「サマータイム」を削除し、「自動でサマータイムに設定する」を追加。この機能を有効にするとサマータイムを時刻表示に自動で反映する。

 Vitaのみの強化として、省電力設定内の「自動でスタンバイモードに入る」に、「30分」を追加。さらに、VitaではBluetoothキーボードが利用できるようになった。入力対応言語は日本語と英語。

 PocketStation本体のIDを確認できるようになり、PocketStation対応のPS規格ソフトを遊びながら、PocketStationの画面を確認する事も可能。PocketStationを遊んでいる時の背景を、「フォト」機能のコンテンツリストの中から設定する事もできる。

 ペアレンタルコントロールでは、PS Storeの起動が制限できるようになり、トレンドマイクロの提供するWebページフィルタリングサービスの案内も追加されている。

(山崎健太郎)