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モルディブが地デジ日本方式採用決定。南西アジア地域で初

 モルディブ共和国は15日、同国における地上デジタルテレビ放送方式の規格として日本方式(ISDB-T方式)の採用を決定した。日本を公式訪問中であるヤーミン・モルディブ共和国大統領より、国として地デジ日本方式の採用を決定したことが、安倍総理に伝達された。

 モルディブは、2011年10月に国営放送において、地デジ日本方式の採用を決定していたが、民放を含めた国としての採用決定は行なわれていなかった。今回の決定をもって、同国は国として日本方式を採用し、南西アジア地域で最初の地デジ日本方式採用国となる。

 総務省はモルディブ政府の決定を歓迎するとともに、今後は同国の円滑な地デジ化に向け、地デジネットワークの構築といったインフラ面での支援やコンテンツ分野での協力、人材育成など、総合的に同国の発展を支援していく方針。

(臼田勤哉)