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アップル、デザイン一新/ファミリー共有対応「iTunes 12」提供開始

 アップルは17日、iTunesの最新バージョン「iTunes 12」を提供開始した。'12年11月公開のiTunes 11以来の大型アップデートとなり、デザインを一新し、パフォーマンスも改善している。対応OSはWindows XP/Vista/7/8と、OS X version 10.7.5以降。

iTunes 12(Windows)
iTunesロゴも一新

 17日より提供されているiTunes 12.0.1では、最新のMac OSであるOS X Yosemiteにデザインを最適化。奥行き感のある半透明のデザインや検索性を高める新しいツールバーの採用などで一新された。

 新機能の「ファミリー共有」に対応。iTunesやiBooks、App Storeで購入したコンテンツを、アカウントやパスワードを共有せずに、最大6人までの家族と共有できる。ファミリー共有の開始には、OS X Yosemiteのシステム環境設定や、iOS 8の[設定]-[iCloud]からiCloudファミリーを選択する必要がある。

 画面上部にミュージック、ムービー、テレビ番組専用のアイコンを新設。1回クリックするだけでライブラリ内を簡単に移動できるようになった。また、iTunes Storeとライブラリの統合を進め、個人のミュージックやテレビ番組、ムービーコレクションと、Store内の各カテゴリの最新情報との間を簡単に移動可能とした。

 プレイリスト編集機能も改善。ミュージックライブラリ全体とプレイリストを並べて表示でき、簡単にミュージックをブラウズしたり、お気に入りの曲をプレイリスト内にドラッグできるようになった。

 最近追加したアルバムや、ムービー、テレビ番組などを一番上に表示し、見つけやすくする「最近追加した項目」も追加。また、「情報を見る」では、選択した項目中の必要な情報のみに注目できるようデザインを一新した。

(臼田勤哉)