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ピクセラ、SDカード内のデジタル放送番組を直接再生するAndroid用「SeeQVaultプレーヤー」

 ピクセラは、SeeQVault対応のSDカードに保存されたデジタル放送番組を直接再生できる、Android向けのプレーヤーアプリ「SeeQVaultプレーヤー」を開発し、2月以降に無料公開すると発表した。

「SeeQVaultプレーヤー」のロゴマーク

 SeeQVaultに対応したカードリーダをスマートフォンやタブレットに接続、リーダに挿入したSeeQVault対応のmicroSDカードに保存してあるデジタル放送の録画番組を、スマホ/タブレットから直接再生するためのアプリ。

 なお、現時点でリーダとして対応している機器は、ソニーのポータブルワイヤレスサーバー「WG-C20」のみ。このWG-C20に挿入したSeeQVault対応microSD内の録画番組を、Xperia Z3 SOL26など、対応Android端末から再生できる。対応端末の一覧は、ピクセラのページに記載されている。

「SeeQVaultプレーヤー」の使用イメージ

 SeeQVaultは、パナソニック、サムスン、ソニー、東芝の4社が開発した、様々な対応機器での再生互換性と、強固なセキュリティを実現するというコンテンツ保護技術。Blu-rayレコーダなどで対応製品が増加している。

ソニーのポータブルワイヤレスサーバー「WG-C20」

 また、PCやスマホと連携できる対応製品として、ソニーが「WG-C20」を発売中。WG-C20に、SeeQVault対応のmicroSDカードを挿入。LAN内のレコーダや録画対応テレビから、録画番組のデータを、PCを経由してWG-C20内のmicroSDカードに転送。スマホ/タブレットから、ワイヤレスでWG-C20に接続、対応アプリを使って番組を再生するというソリューションが提供されている。

 ピクセラが新たに公開を予定している「SeeQVaultプレーヤー」は、ソニーのアプリとは異なり、ワイヤレスではなく、端末に直接接続したmicroSDカード内の録画番組を再生できるのが特徴。逆に、ワイヤレス接続での再生には対応していない。アプリの対応端末はAndroid 4.2.2以降。対応フォーマットはMPEG2-TS(映像:H.264/音声:AAC)。

 現時点では、SeeQVault対応のSDカードリーダーとして「WG-C20」のみしか対応していないが、将来的に、スマートフォン/タブレットと接続しやすいSeeQVault対応のリーダが多数登場したり、スマートフォン/タブレットそのものにSeeQVault対応のSD/microSDカードスロットが搭載される事を想定して提供されるアプリとなる。

(山崎健太郎)