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スタインバーグ、DAWソフト付属で約2万円のUSBオーディオ

4入力2出力DSPミキサー搭載の「UR242」

 ヤマハミュージックジャパンは、独Steinburgと共同開発したスタインバーグブランドのUSBオーディオインターフェイス「UR242」を3月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。対応OSは、Windows 7/8/8.1とMac OS X 10.7.5/10.8.x/10.9.x/10.10。DAWソフト「Cubase AI」のダウンロード版ライセンスをバンドルしている。

UR242

 4入力/2出力のDSPミキサーを備えた、192kHz/24bit対応のUSBオーディオ/MIDIインターフェイス。前面にはTRS/XLRコンボジャック入力を2系統搭載。クラスAディスクリートマイクプリアンプの「D-PRE」と、PAD搭載のコンボジャックにより、高感度マイクや大出力のライン機器など幅広い入力ソースに対応する。Ch1のTRS入力はHi-Z切替が可能で、エレキギター/ベースを直接繋ぐことができる。ヘッドフォン出力×1も備える。背面には、TRS入力×2、TRS出力×2、MIDI入出力を装備する。

 DSPエフェクトとして、リバーブの「REV-X」、チャンネルストリップ「Sweet Spot Morphing Channel Strip」、ギターアンプ「Guitar Amp Classics」を用意。付属のVSTプラグインを利用して、ミキシング時にレコーディング時と同様の設定でエフェクト処理することも可能。

 インターネット動画配信などに利用できるループバック機能も搭載。入力されたオーディオ信号(ライン/ギター/マイクなど)と、パソコンのソフトから再生されたBGMなどをUR242内で2chにミックスして、パソコンからのインターネットに配信に活用できる。

 iPadを使ったレコーディングも可能で、スタインバーグ製のiPad音楽制作アプリ「Cubasis」(5,000円、iOS 7.1以降対応)などと組み合わせ、「高音質なマルチレコーディングをシンプルなセッティングで行なえる」としている。UR242のDSPミキサーを操作できるアプリ「dspMixFx」(iOS 6.0以降対応)は無料でダウンロード可能。なお、iPadとの接続には別売の「Apple iPad Camera Connection Kit」または「Lightning-USB カメラアダプタ」が必要となる。外形寸法は198×159×47mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.3kg。

背面
3種類のDSPエフェクトを内蔵する

(一條徹)