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報映産業を伊藤忠ケーブルシステムが完全子会社化

 伊藤忠ケーブルシステムは、映像/音響機器販売などを展開する報映産業の全発行株式を長瀬産業から取得し、4月1日付けで完全子会社化する。これにより、報映産業は伊藤忠商事グループに入ることとなる。

 報映産業は、放送局やコンテンツ制作会社などへの映像音響機器の販売やシステム設計などを手がける企業。放送局向け映像テープや、映像音響関連システム販売、スタジオ設計、各種システム設計などを強みとしてきたが、14年に一部事業を報映テクノサービスに移管し、映像/音響事業に特化している。

 伊藤忠ケーブルシステムは、映像/通信関連事業を強みとするシステムインテグレータで、国内のケーブルテレビ会社や放送局、通信会社などへの導入実績を有している。国内外の機器を中心とした設計から施工、保守メンテナンスなど放送分野で業績を伸ばしてきた。

 今回報映産業を子会社化することで、報映産業の顧客である全国の放送局などに、伊藤忠ケーブルの機器やシステムを紹介しながら、業容拡大を図る。伊藤忠グループとして映像/音響分野のシステムインテグレータ事業強化を図っていくとしている。

(臼田勤哉)