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GoPro、360度映像の撮影&シェア対応へ。仏Kolorを買収

YouTubeなどに自由視点の映像公開

 アクションカメラで知られるGoProは米国時間の28日、VR(仮想現実)や360度映像のアプリなどを手掛ける仏Kolorを買収することで同意したと発表した。GoProのカメラとKolorのソフトウェアが連携し、360度の「spherical content」を撮影/シェアできる仕組みの構築などを図る。

 Kolorは、モバイル端末やWeb、VR(バーチャルリアリティ)環境で360度映像を楽しめるソリューションを展開。対応カメラで撮影した360度映像を、iOS/Android端末を使って楽しめるアプリ「Kolor Eyes 360° video player」などを提供している。複数の写真や動画を結合することで、高解像度な360度コンテンツの作成を可能にしたという。

 GoProの買収により、Kolorの従業員は全てGoProへと転籍。仏SavoieにあるKolorの本社などは継続する形となる。

 Kolorの参加にあたり、GoProは「spherical content」のデモ映像を、同社サイトやYouTubeに掲載。スマートフォンアプリの「Kolor Eyes 360° video player」や、ダンボールを使ったGoogleのcardboard、WebブラウザのChrome上で再生することにより、マウスなどで自由に視点を変えて楽しめるようになっている。

YouTubeにアップロードされた360度映像の「spherical content」。WebブラウザのChromeで開くと、自由に視点を変えて観られる

(中林暁)