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カシオ、アウトドア向けAndroid Wear搭載スマートウォッチ「WSD-F10」。7万円

 カシオは、米国ラスベガスで1月6日(現地時間)より開幕するコンシューマエレクトロニクス展示会「CES 2016」の開幕前プレスカンファレンスにおいて、タフネス仕様のAndroid Wear搭載スマートウォッチ「WSD-F10」を発表した。米国では500ドルで発売する。日本では3月下旬発売で、価格は7万円。カラーはオレンジ、ブラック、グリーン、レッドの4色。

WSD-F10

 山登りや自転車、釣りなどアウトドア向けのスマートウォッチ。50m防水で、米国の軍用基準であるMIL-STD-810に準拠。GPSを活用した山の地図などさまざまなAndroid Wearアプリを利用できるほか、気温や気圧、コンパスなどのセンサー類も装備。日の出や日の入り時刻なども確認できる。フィットネスアプリのRunkeeperなどを使ってランニングやサイクリング、ウォーキングなどの運動にも利用できる。

WSD-F10
カラーは4種類
50m防水などのタフネス仕様

 連携できるスマートフォンはAndroid 4.3以降と、iOS 8.2以降(iPhone 5以降)。このほか、カシオ製の分離型カメラ「EX-FR100」を、WSD-F10から操作することも可能。

 ディスプレイは、時計用のモノクロ液晶とアプリ用のカラー液晶の2つの層を持つデュアルレイヤータイプ。カラー液晶の解像度は320×300ドット。通信機能は、Bluetooth 4.1やWi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)を装備する。本体のボタンはTOOL/Power/APPの3種類で、大型ボタンのため手袋を着けたままでも操作可能としている。マイクやバイブレーションも備える。

 バッテリの連続使用時間は、通常利用で1日以上、時間表示のみでは1カ月以上(使用状況により異なる)。充電時間は約2時間。ボディ部分の外形寸法は、61.7×56.4×15.7mm(縦×横×厚さ)、重量はバンドを含めて約93g。

モノクロとカラーのデュアルレイヤーディスプレイを採用
表示デザインの例
様々なアウトドア向けアプリを利用可能
側面のボタン
センサー部など
分離型カメラ「EX-FR100」とも連携
樫尾和宏社長(中央)らが新モデルを紹介

(中林暁)