プレイバック2025
待望の「α7 V」と単焦点レンズとアナログ回帰。そして再び文房具沼へ by 編集部 野澤
2025年12月29日 08:00
今年最大の出費は、先日発売されたミラーレスカメラ、ソニー「α7 V」です。ソニーストアで5年ワイド保証を付けて39万円強でした。完。
となってしまうので、振り返ってみたところ、デスクトップ用のアンプが壊れて、「Denon Home Amp」とiFi「ZEN DAC3」を買ったり、お散歩用にソニーの単焦点レンズ「FE 40mm F2.8 G」、サードパーティ製で使い勝手が悪くて結局ソニー純正にしたストロボ「HLV-F46RM」やら、2個挿しのバッテリーチャージャー「BC-ZD1」、α7 Vへの買い換えを想定してブラックフライデーでCFexpressやV60のSDカードを購入したりと……今年もカメラ周りのチリツモでトンデモな感じになっていました。
あと収支リストで目立った部分は、年々色々なもののスパンが短くなっていき、今年はそれらを重ねてぶち込んできたホロライブ関連。高頻度ですさまじい金額が飛んで行き、何度もピンチに陥りました。とくにおかゆんの2ndソロライブと超超超超ゲーマーズ2のチケット応募期間やグッズ先行販売の期間を重ねている辺り、正気の沙汰とは思えない。かなり辛かったので、来年は自分が少し正気を取り戻せそうです。
生活への影響が大きかったのは、40mm単焦点レンズ。ずっと50mmやシグマIシリーズの45mmと悩んでいたのですが、シグマがマイナーチェンジで在庫切れとなってしまい、ソニーのキャッシュバックキャンペーンに合わせて、ソニーストア銀座で撮り比べて悩んだ結果、FE 40mm F2.8 Gに決めました。
「FE 50mm F2.8 G」よりも寄れるので、何かを手に持って撮影したり、食べ物の撮影をしたりが便利なんですよね。画角もしっくり来ていて使いやすいです。要望を挙げるとしたら、せっかく小型のレンズなのに、フードが特殊な形で前に出っ張ってしまうところがちょっと難点です。お散歩用にバッグに突っ込むと、意外とここが邪魔になるんですよね……
今までは仕事にも使っている「FE 20-70mm F4 G」を使っていましたが、40mmの画角が使いやすすぎて、近場の旅行なら小さくて良いなとも思い始めました。欲を言えばシグマの「CONTEMPORARY 20−200mm F3.5-6.3 DG」が欲しい……というか多分そのうち買うんですけども。
手帳はアナログ回帰。そして再び文房具の沼へ
弊誌、毎週金曜日に編集後記を書いているのですが、いざ書くぞと思ったときに「今週何があったっけ」「やべえ気付いたら金曜日」「愚痴しかねえ」となって困るという悩みが発生しました。とくに今年は自分が言い出しっぺでやることが大幅に増えたということもあり、なんか記憶も欠落する……ということで、トラベラーズノートを引っ張り出してきてガッツリ使うことにしました。
元々、「何も考えずにリフィルに書いて消費するのもったいないな〜」とか考えてしまって、なかなか使えていなかったのですが、ネットやYouTubeで上手く使っている人たちの活用方法や、手帳のまとめ方を調べて、とりあえず目的別にウィークリー、マンスリー、雑記用のドット方眼、旅先のチケットなどを入れるカードケースを挟んで本格的に使い始めました。
時代はデジタルっしょ〜とか思っていたものの、元々アナログ人間だったので、変にスマホのカレンダーとかに色々書き込んで通知で確認するよりも、リフィルを並べてばっと確認した方が楽であることに気付きました。
中途半端に使うと管理が面倒くさくなってしまうために、封印していた万年筆にもインクを入れて使い始めて、アナログの良さを再確認しました。ちなみに万年筆はプラチナ万年筆の「#3776センチュリー」。前部署のImpress Watchでも紹介していた万年筆です。
この#3776 センチュリー、大学生の頃に1万円前後で購入して、「いつかエボナイトや漆塗りの良い万円筆が欲しいな」とか考えていたのですが、この万年筆の後継モデルの#3776センチュリー ブラックインブラックの価格が定価で4万円。憧れの万年筆は13万円くらいになっていました。物価高と多分金の高騰もあるんでしょうね。万年筆のペン先って、金ですし。
インクは6年前の記事とは異なり、今はプラチナ万年筆のクラシックインクを使っています。没食子インクや古典インクと呼ばれる種類のインクで、植物由来の成分(昔の没食子インクはタンニン)と鉄分が含まれていて、紙に書いた後に鉄分が酸化して黒く変化しながら定着するので、水に溶ける染料インクながら、乾いた後は耐水耐光性を持つのが特徴。
全の顔料インクを使っていたら、少量ずつだんだん内部で硬化してしまい、一度ペン先の分解洗浄を依頼することに。そのときに、純正インクでオススメされたのがこのクラシックインクでした。
使っている色はカシスブラック。書き出しは暗めの赤色で、乾いた後は赤系の黒という感じの色に落ち着きます。この色合いがちょうど好みで、書いていても見返してもテンションが上がってモチベーションの維持にも繋がっています。別でガラスペンも持っているので、昔のインク沼で買いまくったインクも無駄にはしません。
ところが、元々持っていたものを使い始めただけなのに何故か出費が増えていく…… それが文具沼。手帳カスタマイズ用のシールやらスタンプやら、色々買い足しました。トラベラーズノートのカスタマイズアイテムも色々魅力的なモノが期間限定とかで出てくるので、東京駅のトラベラーズファクトリーに足繁く通うことに。
なんならパスポートサイズも購入して財布にしています。革一枚のカバーが良い味出してるんですよね。ちょっと使いづらいところがあるので改善の余地有り。普通にもう一冊レギュラーサイズとパスポートサイズを買い足して用途分けもしたいところ。京都限定モデルも良いんですよね〜。来年もまだまだ出費が続きそうです。












