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FenderのユニバーサルIEM。COWONのバランス出力ドックなど
(2016/4/29 17:14)
4月29、30日に、東京・中野の中野サンプラザで開催されている「春のヘッドフォン祭 2016」。AV機器の専門店フジヤエービックのデジタルスタイルショップが主催するイベントで、各社の新製品が展示、試聴もできる。ここでは完実電気が取り扱いを開始するFenderの新イヤフォンなどの展示を紹介する。
Fender
完実電気のブースでは、Fenderのユニバーサルタイプのイヤフォン(インイヤーモニター/IEM)をヘッドフォン祭にあわせて日本初展示。BA×2+ダイナミック型の「FXA7」など5モデルが試聴可能となっている。5月末~6月発売予定で、店頭予想価格は12,000円~62,800円前後。
型番 | ドライバ | 店頭予想価格 |
---|---|---|
FXA7 | ダイナミック×1 BA×2 | 62,800円 |
FXA6 | ダイナミック×1 BA×1 | 49,800円 |
FXA5 | BA×2 | 37,800円 |
FXA2 | ダイナミック | 24,800円 |
DXA1 | ダイナミック | 12,000円 |
Fenderが買収したIEMメーカーAurisonicsの技術を継承しているが、シェルの変更やチューニングの調整などを行ないFenderブランドの新製品として投入。上位モデルで、ハイブリッド型のFXA7、FXA6のほか、ダイナミック型のFXA2の試聴機も人気を集めていた。
Fenderのギターサウンドが気持よく聞こえるよう、チューニングを行なっているとのことで、また、オーディオ専門店や量販店だけでなく、楽器店での展開も予定。ダイナミック型のFXA2、DXA1を中心に訴求していくという。
COWONはPLENUE S用のバランス出力ドック
COWONはポータブルオーディオプレーヤー最上位機「PLENUE S」と組み合わせて利用する、バランス出力対応の据え置き用クレードルを参考出展。発売時期や価格は未定。
アルミ削り出しのボディにバランス出力やアナログVUメータなどを備えており、PLENUE Sの音源をホームオーディオ機器に出力可能とするもの。端子レイアウトが異なっているため、PLENUE S以外の同社プレーヤーとは接続できない。
FiiO
オヤイデのブースでは、FiiO関連製品をの参考出展。「FiiO K5」は、FiiO X7やX3 2nd generation以降のFiiOハイレゾプレーヤーの充電ドックとして動作するほか、アナログ音声出力(RCA)やバランス出力、ヘッドフォン出力などを装備し、アンプなどに接続してホームオーディオ利用を可能にするもの。
K5自体はシンプルなアナログアンプだが、X3 2nd genration以降のFiiOハイレゾプレーヤーを接続時には、プレーヤー側のDACを利用したUSB DACとしても動作する。ライン入力やボリュームコントローラーも装備し、プリアンプとしても利用可能。日本市場への導入については未定とのこと。
また、小型のUSB DAC「FiiO K1」も展示。USBバスパワー動作の小型DACで、PC/Macなどのヘッドフォン出力品質を向上できる。こちらも日本発売は未定としている。