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イヤフォンのお掃除で気分も一新。AirPods Pro 2をクリーニングした

年末年始に部屋の片付けをした方は多いはず。一方で意外と億劫になりがちなのが日々使っているアイテムのお手入れ、特に完全ワイヤレスイヤフォンのクリーニングをマメに行なっているという人は意外と少ないのではないだろうか。筆者もそんなひとりだったが一念発起、私物のAirPods Pro 2のクリーニングに挑戦した。

クリーニング前のAirPods Pro 2。メッシュ部分にうっすらと汚れが

今回クリーニングしたAirPods Pro 2は2022年の発売日当日に購入したもの。イヤフォンは耳穴に入れるアイテムのため、どうしても耳垢や皮脂汚れが付いてしまう。汗をかきやすい夏場など、汚れが気になったときはクロスで拭いたりはしているものの、専用の溶剤や器具を使ったメンテナンスはしてこなかった。

雑菌の繁殖を放置していると外耳炎などを引き起こしかねないため、どこかのタイミングでちゃんとクリーニングしなくてはと思っていたところ、アップルが公式YouTubeチャンネルでお手入れ方法を動画で紹介していたのを思い出し、さっそくトライしてみた。

アップルストアで販売されているBelkinのクリーニングキット「Belkin AirPods Cleaning Kit」

今回用意したのはアップルストアで販売されているAirPods用のクリーニングキット「Belkin AirPods Cleaning Kit」(1,800円)。お手入れに使うクリーニングブラシとクリーニング液、純水、マイクロファイバークロス、説明書がセットになっており、これだけあればAirPodsをメンテナンスできる。

また上述の公式動画や公式サポートページでは、このクリーニングキットを購入しなくても、PEG-6(カプリル/カプリン酸)グリセリルを含むミセラーウォーター、蒸留水、毛先の柔らかい子ども用歯ブラシ、小さいコップ×2、ペーパータオルがあればメンテナンスができると案内されている。

クリーニング液を塗布したら付属のブラシでクリーニングする

クリーニング手順はシンプルで、付属の説明書や公式YouTube動画を見れば簡単に行なえる。実際にトライしても30分程度で完了できた。クリーニング後は2時間程度放置して、イヤフォンを完全に乾かす必要があるので、就寝前などイヤフォンを使う可能性が低いタイミングで行なったほうがいい。

細かい点だが、作業中にAirPodsとペアリングしているiPhoneなどで動画・音楽を再生すると、メンテナンスしているAirPodsと自動接続されるといったことが頻発したので、音楽を聴きながら作業したい場合はBluetoothをOFFにするなど、対策したほうが良いかもしれない。

また筆者のように純正ではないイヤーピースを使っていると、イヤーピースの根本部分がAirPods本体に残ってしまうことがある、“イヤフォン本体のメッシュを掃除しているつもりがイヤーピース根本のメッシュを掃除していた”といった事態も起こる可能性があるのでご注意を。もちろん、衛生的には両方掃除したほうが良いだろう。

クリーニング直後のAirPods Pro 2。メッシュ部分は濡れているため2時間程度乾かす必要がある

ちなみにクリーニングキットなどでお手入れできるのはイヤフォンのメッシュ部分のみ。そのほかの部分をクリーニングしたい場合は軽く湿らせた布で拭いた後、乾拭きするよう案内されている。AirPods Pro 2の場合、メッシュ部分は計3カ所あり、そのほかの部分はクリーニングしないようにアナウンスされている。

また純正イヤーピースは水洗いが可能。石鹸や洗剤は使わずに水ですすいで乾かせば再利用できる。あまりに劣化しているようであれば買い替えるのもひとつの手だ。

今回は手持ちのAirPods Pro 2をクリーニングしたが、ソニーなどもサポートページでイヤフォンのお手入れ方法を紹介しているので、気になった方はそれらを参考に愛用のイヤフォンをお手入れしてみては。

酒井隆文