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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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EDEX2003 電子ディスプレイ展が9日から開幕した。会場は東京・江東区の国際展示場(東京ビッグサイト)で、11日まで開催されている。入場は無料。 同イベントは、液晶ディスプレイ、有機ELを中心とした電子ディスプレイの展示イベント。展示のメインは液晶テレビ、PC用液晶ディスプレイ、携帯端末を対象にしたパネルモジュール類で、その多くが製品化を前提としている。 テレビ向けディスプレイモジュールの展示は、Samsung Electronics、LG Philips LCD、三洋電機、シャープ、東芝松下ディスプレイテクノロジー、三菱電機などが行なった。ほとんどが液晶テレビ向けで、ワイドタイプはすべてハイビジョン対応の高解像度パネル。また、前回までと異なり、プラズマディスプレイの展示はなかった。
■ SamsungとLG Philips、50型超液晶ディスプレイを出品 Samsung Electronicsは、世界最大の54型ワイド液晶パネル「LTN545W」を展示した。仕様は1月開催のInternational CES 2003で初出展されたものと同じ。解像度1,920×1,080ドット、応答速度12msのテレビ向けパネル。コントラスト比800:1、画面輝度500cd/m2を実現している。 一方、LG Philips LCDは52型ワイドの「LC520WO」を展示した。これもCES 2003で展示された製品と同じ。こちらも1,920×1,080ドットなので、ハイビジョンやPCとの親和性も盛んにアピールしていた。 両社は、2002年から液晶テレビ向けパネルの世界最大サイズを相次いで更新しており、この分野への意気込みは強い。今回もシャープと並ぶ、最大クラスのブースを構えていた。ただし、どちらも量産時期は未定。
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■ プロジェクタ用新パネル「D4シリーズ」を出品したエプソン エプソンブースでは、3月26日発表の液晶プロジェクタ用新パネル「D4シリーズ」の展示を行っている。2002年のDream IIIを高開口率化したパネルで、データ用、ホームシアター用にOEM販売する。ラインナップは、MLA(マイクロレンズアレイ)付き0.7型1,028×722ドット、0.7型1,284×724ドット、1.6型1,920×1,080ドットの3タイプ。 また、会場では5月公開の洋画「TAXi 3」のトレーラーを「EMP-8300」で背面投写している。フロントプロジェクタでのデモは会場でも珍しく、来場者の注目を集めていた。ただし、EMP-8300はDream IIIパネルを搭載した製品。会場内でD4シリーズでの投写デモは行なわれなかった。 今後はD4シリーズだけでなく、ホームシアタープロジェクタ用パネル全体を「HTPS(High Temperature Poly-Silicon TFT)」と呼び、展開していくという。 なお、名称を「Dream(ドリーム)」から「D」に変えたことについては、「Dreamが商標権で抵触したため」(同社)と話していた。
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■ 東芝松下ディスプレイ、応答速度5.5msの22型ワイドパネルが登場
OCBモードのON/OFFも可能で、OFFにすると通常のTNモードになる。また、視野角は全方位160度を実現し、色変化も少ない。
会場では従来のTNモードとOCBモードの再生映像を並べ、優位性を訴求していた。量産化の時期やサンプル価格は未定。
■ 15型有機ELを展示した三洋電機、シャープは外販用パネルを出品 三洋電機は、CEATEC JAPAN 2002に引き続き、15型有機ELディスプレイを参考出品した。展示品は同じで、解像度は1,280×720ドット。量産化やサンプル出荷は未定。 なお同社のディスプレイ部門は、4月1日より「コンポーネント企業グループ」に編入され、鳥取三洋のディスプレイ部門も加えた「ディスプレイカンパニー」として再編された。有機EL事業については、携帯端末向けのフルカラー品がベースとなり、テレビ向けは投入時期を検討している段階という。 シャープブースは、携帯端末用のCGシリコン、システム液晶がメイン。搭載品のDVカメラ「VL-Z7」なども展示された。 テレビ用では、20/30/37型の外販用モジュールをアピールした。全サイズとも2002年から販売を開始しており、今年は20/30型が新型に切り替わる。解像度など主な仕様は現行のまま
□EDEX2003のホームページ (2003年4月9日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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