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エプソン、D5パネル採用のHDMI搭載720pプロジェクタ
−新光学エンジンで、コントラスト比5,000:1


11月上旬発売

標準価格:オープンプライス


EMP-TW600の内部構造
 セイコーエプソン株式会社は、D5パネルを採用したHDMI搭載720p液晶プロジェクタ「EMP-TW600」を11月上旬に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は23万円前後の見込み。販売目標は、1年間で15,000台を予定している。

 EMP-TW600は、同社のホームシアタープロジェクタ「dreamio」シリーズの最上位モデル。2003年12月発売の「EMP-TW500」の後継機となり、約2年ぶりにモデルチェンジとなる。同社では、「本当の色で、観て欲しい。」をキーワードに展開していく。

D5パネル

 液晶パネルに0.7型1,280×720ドットの最新D5パネルを採用した、3LCD(液晶3板式)方式のプロジェクタ。同社では、「高精細加工技術と新駆動方式により、光の透過効率を画期的に高め、大画面でのよりクリアな映像を実現した」としている。

 レンズは1.5倍ズームレンズで、最短3.0mで100型に投写可能。上下最大3画面分、左右最大2画面分の手動レンズシフト機能も備えているほか、デジタルタテ台形歪み補正機能(最大±15度)も装備している。

レンズシフト操作部 本体上部に操作パネルを装備 入力端子は背面に配置

 また、ランプも独自に開発した170Wの多重反射式高効率ランプ「E-TORL」(Epson Twin Optimize Reflection Lamp)を搭載。発光管からの光を楕円形の反射鏡に反射させて、前面に投写する仕組みの従来型ランプに、発光管を半面覆う、もう1枚の反射鏡と、非球面レンズを組み合わせて使用することにより、高い光利用効率を実現。

 従来比約10%の省電力化と同時に、業界最高の1,600ルーメンを達成した。さらに、光量の余裕により、高い純度の3原色のみを使用し、色彩表現の幅を広げたとしている。

E-TORL

 さらに、「Newエプソンシネマフィルタ」により、ランプの光から「緑(G)」「青(B)」だけではなく、「赤(R)」からも高純度色を抽出することに成功。回路による色補正とは異なり、コントラスト比を維持しながら、sRGB比134%の広い色再現領域を達成したという。

 加えて、投写映像の明るさを自動認識し、1/60秒(フレーム周期)単位で動作する絞り機能「オートアイリス」も装備。シーンごとに最適な輝度とコントラスト比を維持しながら、画質パラメーターを自動調整することにより、コントラスト比は最大5,000:1(ダイナミックモード、オートアイリスがオンの時)となっている。

Newエプソンシネマフィルタ
オートアイリス

 同社では、「D5」液晶パネル、「Newエプソンシネマフィルタ」、「E-TORL」、「オートアイリス」といった、ホームプロジェクタ専用に新開発した光学エンジンを「OptiFocus(オプティフォーカス)」と命名している。

 画質調整回路も「Color Reality III」による、色温度(5,000K〜10,000K)や、肌の色調整が可能。映像全体の色合いに加え、肌の色調整は登場人物の肌の色などを自然な色合いに調整する。

 さらに、RGBを個別に「明るい部分(ゲイン)」、「暗い部分(オフセット)」の細かい調整が可能なほか、RGBにCMYを加えた6軸についても、独立して色相、彩度の調整が行なえる。

付属のリモコンも改良された
 それ以外にも、映像の中の任意の場所に対して、設定したい領域を確認しながら、ガンマ調整が可能な「カスタムガンマ調整」機能も利用できる。調整時には投写映像の色調とガンマカーブが連動して表示され、変化を確認しながらの調整ができる。2.0〜2.4まで0.1ごとにプリセットガンマモードも搭載するほか、入力された映像信号に対して、RGB毎に、それぞれ256ポイントでの補正を実施する「3次元デジタルガンマ補正」も利用できる。

 シャープネスも、従来のシャープネス調整に加え、高域(髪の毛などの細かい部分)や、低域(背景のような粗い部分)、水平方向や垂直方向などを指定してシャープネス調整を行なえる「アドバンストシャープネス調整」に強化されている。

 「3次元デジタル色ムラ補正」では、画面を8つの階調に分け、RGB各825ポイント(総補正数19,800)で補正を行なえる。入力映像信号に含まれる100IRE以上の白を潰さずに再現することが可能な「エプソンスーパーホワイト」も備えている。

 映像信号の入出力や、D5液晶パネルの駆動は10bit。アナログデバイセズの10bit A/Dコンバータを使用することで、入力信号のノイズを低減し、見通しの良い、クリアな映像を実現する「ノイズシェイプドビデオ(NSV)」も備えている。入力したフルハイビジョンや、DVDの映像信号を最適化する「ナチュラルイメージスケーリングフィルタ」も装備する。

7種類のモードが用意されている

 「カラーモード」では、視聴環境に合わせて色調と輝度を最適化したプリセットモードとして、「ダイナミックモード」、「リビングモード」、「ナチュラルモード」、「シアターモード」、「シアター・ブラック1モード」、「シアター・ブラック2モード」、「sRGBモード」を搭載。Newエプソンシネマフィルタのオン・オフ、ランプの出力などを自動調整し、色調と輝度を最適化する。

 静粛性も1個所の吸気口から、本体内部の主要部分に対して、それぞれ専用ダクトでクーリングを行うことにより、冷却効率を高めることでファンノイズを低減。26dB(カラーモード:シアター・ブラック1.2の時)を実現している。

 付属のリモコンも新しくなり、入力切替や画像調整などのダイレクトボタンを操作に準じて配列した自光式。本体やリモコンなどのパワーボタンを押すことなく、プロジェクター本体に通電するだけで投写をはじめる「ダイレクトパワーオン」機能も装備する。

 入力端子はHDMI、D4端子、コンポーネント(RCA)、S映像、コンポジット、D-Sub15ピンを各1系統装備する。RS-232C端子×1も装備する。対応信号は480i/480p/1080i/720p。外形寸法は、406×309×124mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.2kg。EMP-TW500(450×345×119mm、6.2kg)より、一回り小さく、軽くなっている。消費電力は245W。

発表会での投写映像


□エプソンのホームページ
http://www.epson.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/osirase/2005/050907.htm
□製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/dreamio/emptw600/index.htm
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(2005年9月7日)

[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]


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