シャープ、2ユニット構成の1ビットシアターシステム －11.2MHzアンプ搭載、スピーカーをダイレクト駆動

SD-SP100

3月25日より順次発売 標準価格：オープンプライス

SD-SP10。両機種ともにテレビやDVDプレーヤーの基本操作が可能なリモコンが付属する

　両機種とも、1ビットデジタルアンプ/2ウェイの2chスピーカーを内蔵したメインユニットと、サブウーファで構成するシアターシステム。搭載アンプやスピーカーユニット径などが異なるが、メインユニットやサブウーファのサイズは共通。

　上位機種の「SD-SP100」はサンプリング周波数11.2MHzの1ビットデジタルアンプを搭載。さらに、1ビットデジタル信号でスピーカーを直接駆動する「1ビットデジタルダイレクトスピーカー」を世界で初めて採用した。

　従来はローパスフィルタの直前まで1ビットデジタル信号、スピーカー駆動はアナログ信号で行なっていたが、ローパスフィルタやネットワークフィルタを介さずにアンプとスピーカーを筐体内で直結し、ツイータ/ウーファを独立したアンプで駆動。フィルタやケーブルを用いることなどによる音質劣化を防いでいる。そのため、「SD-SP100」は片方のチャンネルに25Wアンプを2基ずつ、計4基を備えている。「SD-SP10」は5.6MHz動作で、1ビットデジタルダイレクトスピーカーは搭載しない。

　両機種ともDTSやドルビーデジタル、ドルビープロロジックII、AACなどのデコードに対応。また、サウンド技術「Audistry by Dolby」を搭載。2chで4種類のサラウンド効果を得ることができる。また、バーチャルサラウンドとしてドルビーバーチャルスピーカーも採用する。

　さらに、低音を強調し、音場に広がりを持たせる「シネマ」や、音楽向けの「サウンド」など6種類のサウンドモードを搭載。各モードでレベルの調整も行なえる。

CESで展示されていたSD-SP10。三洋製の専用IC(右)を搭載

【主な仕様】

型番	SD-SP100	SD-SP10
メインユニット
アンプ部
実用最大出力	200W(フロント25W×2ch+25W×2ch サブウーファ100W)	140W(フロント35W×2ch サブウーファ70W)
1ビット サンプリング周波数	11.2MHz	5.6MHz
音声入力端子	光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ×3
消費電力 (待機時)	90W (0.34W)	65W (0.34W)
フロントスピーカー部
ウーファ	6.5cm×2
ツイータ	6.5cm×2	5cm×2
ユニット全体
外形寸法	430×274×105mm(幅×奥行き×高さ)
重量	約6.6kg	約5.0kg
サブウーファ
形式	バスレフ型
ウーファ	16cm
最大入力	200W	140W
ウーファ	16cm
インピーダンス	3Ω
外形寸法 (幅×奥行き×高さ)	114×434×420mm
重量	約5.7kg

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060224-a-2.html
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(2006年2月24日)

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