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ローランド初のターンテーブル「TT-99」。'83年のTR-909モチーフで500台限定

 ローランドは、1983年発売のリズムマシン「TR-909」の外観をモチーフにした同社初のターンテーブル「TT-99」と、DJミキサー「DJ-99」を12月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はTT-99が4万円前後、DJ-99が3万円前後。それぞれ500台限定となる。

ターンテーブル「TT-99」

 デザインのモチーフとなった「TR-909」は1983年に発売され、テクノやハウスなどのダンス音楽において世界中で使われるようになったリズムマシン。販売完了から30年以上経った今も、ダンス音楽には欠かせない音源となっている。

 新発売のTT-99とDJ-99は、TR-909の復刻版となる「TR-09」を含む「909 Celebration」の記念モデルとして製品化。世界で各3,000台限定となる。

DJミキサー「DJ-99」

ターンテーブル「TT-99」

 ローランド初のアナログレコード用ターンテーブル。トルクの強いダイレクトドライブ方式で、DJプレイのスクラッチにも対応可能なほか、リスニングの利用も想定。ブラシレスDCモーターを搭載し、回転スピードは3種類(33 3/1、45、78rpm)。シングル/LP/SP盤に対応する。

「DJ-99」の背面

 フォノイコライザも内蔵し、フォノ入力のないアンプにも直接接続できる。ターンテーブルのプラッターはアルミダイキャスト製。トーンアームはスタティックバランスのS字型。

 音声出力はアナログ(RCA)。外形寸法は450×350×150mm(幅×奥行き×高さ)、重量は9.8kg。ヘッドシェル/カートリッジなどが付属する。

DJミキサー「DJ-99」

 プロDJにも使われている、Audio Innovateの非接触型クロスフェーダー「mini innoFADER」を搭載した2ch DJミキサー。「滑らかな感触、高い安定感、優れた耐久性で半永久的に使用可能」としている。

「DJ-99」の前面

 PCのDJソフトと連携できるDVS(Digital Vinyl System)専用端子を搭載。また、各入力チャンネルには3バンドのイコライザを備える。ヘッドフォン出力は標準端子とステレオミニを備える。外形寸法は224×306×104mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.3kg。

「DJ-99」の背面