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東芝の全録「レグザサーバー」が“時短”再生対応に進化。3TB「DBR-M3007」など

 東芝映像ソリューションは、“時短”機能を搭載した全録レコーダ「レグザサーバー」2製品を3月中旬より発売する。HDD容量3TBの「DBR-M3007」と1TBの「DBR-M1007」を展開し、価格はオープンプライス。店頭予想価格はDBR-M3007が13万円前後、DBR-M1007が10万円前後。

DBR-M3007

 また、'16年11月に発売した時短対応レグザブルーレイのHDD容量を強化した2モデルも3月下旬より発売。価格はオープンプライスで、トリプルチューナとHDD容量3TBの「DBR-T3007」の店頭予想価格は9万円前後、ダブルチューナでHDD 2TBの「DBR-W2007」は7万円前後。

時短対応レグザサーバー「DBR-M3007/M1007」

 最大7チャンネルの番組を常時録画する「タイムシフト」に対応したレコーダ。タイムシフト用に地上/BS/110度CSデジタルチューナを3系統と地上デジタル1系統、さらにタイムシフト/通常録画兼用の地上/BS/110度CSデジタルを3チューナ搭載し、3~7chの範囲でタイムシフト録画が行なえる。BDドライブも搭載し、BD/DVDのダビングや再生に対応する。

DBR-M1007

 DBR-M3007/M1007の違いは、HDD容量。DBR-M3007は3TB、DBR-M1007は1TBのHDDを搭載する。また、最大6TBまでのUSB HDDの追加も可能となっている。DBR-M3007の場合、AVC最低画質では7chを最大約10日間分録画できる。

過去番組表
ビジュアル過去番組表

 なお、タイムシフト録画用の4系統は、DRモードとAVC最高画質モードでの録画ができず、AVC高画質/AVC中画質/AVC低画質/AVC最低画質の4種類から画質を選択する。

 新レグザサーバーの特徴は、'16年11月発売のレグザブルーレイと同様の「時短」視聴機能を搭載したこと。放送時間よりも時間を短縮して番組を楽しむ機能で、リモコンの「時短」ボタンを押すと、[時短で見る]画面が起動す。通常再生のほか、CMをスキップして本編だけを見られる「らく見」、らく見を1.3倍速再生する「らく早見」、5分で番組をダイジェスト再生する「飛ばし見」が選択できる。

時短視聴に対応

・らく見:CMをスキップして、本編だけを再生
・らく早見:らく見を1.3倍速再生する
・飛ばし見:5分で番組をダイジェスト再生(らく見を20分割して、15秒再生&スキップ)

 [残り時間]も表示し、例えば通常54分の録画番組に対し、らく見の場合[45分]、らく早見は[34分]、飛ばし見は[5分]が事前に確認できるため、自分の時間にあわせた再生方式を選べる。

 番組表データをもとに東芝が独自に解析し、毎日更新される「人物リスト」を用意。録画した膨大の番組の中から、人物名を選ぶだけで出演番組を検索できる。

 タイムシフト録画番組は、タイムシフト用のHDD容量が不足すると自動で上書きされるが、「おまかせ保存」を選択するだけで、自動的に編集されHDD内に保存可能。保存時のディスクやSDカードへのダビングなども簡単に行なえるという。

おまかせ保存

 パソコンだけでなく、スマートフォンからも録画予約を行なえる「ネットdeナビ」にも対応。番組名の編集なども行なえる。ただし、スマートフォンからのネットdeナビ利用には、デジオンのアプリ「DiXiM Play」が必要で、月額利用料は100円。

 著作権保護技術のSeeQVaultに対応し、録画番組を対応HDDにバックアップ可能。新たに、他社のSeeQVault対応機器で録画した番組からの読み込みに対応した。

 IEEE 802.11a/b/g/n 無線LANやEthernetを装備。入力端子はアナログ音声×1、コンポジット×1など。出力端子はHDMI×1。SDカードスロットも備えており、SeeQVaultにも対応する。

 消費電力は43W(M3007)/42W(M1007)。外形寸法は430×219×59mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.0kg(M3007)/約2.8kg(TM007)。

レグザブルーレイのHDD強化も

 16年11月に発売した時短対応レグザブルーレイのHDD容量を強化。「DBR-T3007」は、トリプルチューナとHDD容量3TBを搭載、「DBR-W2007」は、ダブルチューナでHDD 2TBを搭載する。その他の主要機能は現行レグザブルーレイと同等。

DBR-T1007