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CHORD、小型アンプMojoをハイレゾプレーヤー化するモジュール「Poly」を公開

 アユートは、英Chord Electronicsのポータブルアンプ「Mojo」(モジョ)に接続する事で、ネットワークプレーヤー機能などを追加できるモジュール「Poly」(ポリー/CHO-POLY-BLK)を日本で公開した。発売日は未定だが、目安として「5月頃に発売したい」と考えているという。価格はオープンプライス。想定売価は未定。海外での価格は499ポンド。

「Mojo」(左)と「Poly」(右)をドッキングしたところ。両者は筐体素材も同じ

 Mojoは、DAC機能を備えた小型のアンプで、スマートフォンなどと接続して利用する。Polyは、このMojoにドッキングできるモジュール。Polyには2つのUSB端子を備えており、それを用いてMojoと接続する。1つはデータ転送、1つはバッテリ供給用。外観素材にはMojoと同様に航空機グレードのソリッドアルミニウムを使用し、ドッキングした状態で統一感のあるデザインになっている。

接続部分。2つのUSB端子で接続する、1つはデータ転送、1つはバッテリ供給用

 PolyはmicroSDカードスロットと無線LAN機能を備え、microSDに保存した音楽ファイルの再生や、DLNAのNASなどに保存した音楽ファイルの再生、AirPlay、Bluetooth受信機能もサポート。Roonにも対応する(Roon Ready)。

Poly単体
microSDカードスロットも備えている

 Polyにはディスプレイを搭載しておらず、操作はスマートフォンのアプリから行なう。操作には、MPD(Music Player Daemon)方式を採用。Polyと同じLAN内にあるスマートフォンのMPDクライアントアプリを使って再生する。スマートフォンのテザリング機能を使い、Wi-Fi環境のない場所でも、モバイルSDカードプレーヤーとして操作できる。

MPDクライアントアプリで操作。レスポンスにもこだわっている

 DLNAのレンダラーとしても動作するため、汎用的なDLNA対応のアプリからも再生が可能。「既に広まっている様々なアプリが存在するので、それを使って欲しい」という理由から、Chord自身が操作・再生アプリを作る予定は無いという。

 iOS機器からのAirPlay再生、スマホからBluetoothの受信・再生機としても利用できる。なお、対応パーツがスペース的に搭載できなかったため、BluetoothのコーデックはaptX非対応だという。プロファイルはA2DPに対応。

 Roonにも対応。ネットワークに接続されたPC、NAS、スマートデバイスの音楽ファイルや、Tidal(日本未サービス)のストリーミング音楽などを一元管理でき、Roonアプリからワイヤレスストリーミング再生が可能。スマホのRoonリモートアプリからの操作もできる。

「Mojo」(左)と「Poly」(右)をドッキングしたところ。

 サポートする音楽ファイルは、WAV/FLAC/AIFF/Apple Lossless/AAC/OGG/WMA/MP3。PCMは768kHz/32bit、DSDは22.4MHzまでサポートする。無線LANは、IEEE 802.11b/g/nに対応。

 Polyにも2,200mAhのバッテリを搭載しており、約9時間の使用が可能。充電所要時間は約4時間。Mojoと接続したPolyを充電すると、Mojoも含めて同時に充電できる。充電端子はmicro USB。

 筐体はブラックで、外形寸法は50×62×22mm(縦×横×厚さ)。重さは約100g。

MojoとPolyをドッキングしたまま収納できるケースも参考展示された。具体的な発売はまだ決まっていない

新しい製品”ポータブルワイヤレスストリーマー”

 microSDから音楽を再生するディスプレイの無いポータブルオーディオプレーヤーであり、同時に小さなネットワークプレーヤーでもあるというユニークな製品。発表会では「ポータブルワイヤレスストリーマー」として訴求され、「まったく新しい製品の登場」とアピールされた。

ポータブルワイヤレスストリーマーとしてアピール

 利用イメージとしては、Mojo+Polyをポケットに入れたまま、楽曲選択や再生操作、音量調整などをスマホのアプリから行なう事で、Mojo+Polyを取り出さなくても済む使い勝手の良さ、LAN内のPCやNASの音楽ファイルを再生するだけでなく、Poly内のmicroSDからの再生もアプリから、ネットワーク上のファイルと同じ感覚で操作でき、容量の大きなハイレゾファイルでもスマホのストレージを圧迫せずに楽しめるといった利点がある。

 CEOのジョン・フランクス氏は、こうした利便性に加え、Polyの開発ではアプリから操作した時のレスポンスのスピードにもこだわったと説明。ネットワーク上のファイルでも、microSD内のファイルでも、さほど違いを感じずに操作・再生できるキビキビとした動作を実現しているという。

一番左がCEOのジョン・フランクス氏

 一方で、Mojo+Polyがどのような関係で、どこにある音楽を再生しているのか、オーディオ機器に詳しくない人にはわかりにくい部分もある。そこで、「DLNA経由ではどのように設定して再生するのか」、「Roonではどうするのか」といった、接続方法ごとの説明ビデオを作成。発表会ではその映像も上映された。

接続スタイルに合わせた説明動画も用意