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CHORDのネットワークプレーヤーモジュール「Poly」、アプリからの設定が可能に

 アユートが販売している、英Chord Electronicsのネットワークプレーヤーモジュール「Poly」。その設定を行なうためのアプリ「Gofigure(ゴーフィギュア)」のiOS版が公開された。iOS 11以上を推奨、PolyのファームウェアはVer.1.0.26以降が必要。Android版も開発中という。なお、Polyの新ファームVer1.0.26も公開されている。

「Mojo」(左)と「Poly」(右)をドッキングしたところ

 Polyは、Chordのポータブルアンプ「Mojo」(モジョ)に接続する事で、ネットワークプレーヤー機能などを追加できるモジュール。Mojoとドッキングする事で、Mojo+Polyを1つのポータブルオーディオプレーヤーとして使えるようになる。

アプリ「Gofigure」

 Gofigureは、Polyの主な設定ができるアプリ。Glider Music Playerや8 Playerなどのサードパーティ製ネットワークアプリと、組み合わせて使用する設計になっており、Mojo+ Polyでの音楽再生を操作するために、iPhoneやiPad上で直観的なナビゲーションを提供するという。

 具体的には、Wi-Fiネットワークの簡単設定や、Bluetooth設定、ホットスポットモードでのBluetoothの段階的な設定が可能という。

 QuickPlayによる簡易プレーヤー機能も使え、MPDで生成されたプレイリストをPolyに挿入したmicroSDカードから再生できる。任意の数のプレイリスト作成が可能で、すべてのリストがアプリ内に表示される。

 アプリのホーム画面では、現在接続されているネットワークを表示。ホットスポット、Wi-Fi信号、Bluetooth、充電、バッテリの状態もアイコンで把握できる。ステータス画面では、SDカードの容量、使用可能な容量とソング番号、ソフトウェアのバージョン、モデル番号などを表示。DLNAデータベースの更新ボタンを使用すると、新しい音楽がカードに追加されたときに SDカードの簡単なインデックス作成/再インデックス作成が可能。

Poly単体

 Polyの無線LAN機能は、IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.1機能、microSDカードスロットを搭載。microSDに保存した音楽ファイルが再生できるが、PolyとMojoにディスプレイは搭載していないため、楽曲の選曲などの操作には、スマートフォンやタブレットのネットワーク再生アプリを使用する。Wi-Fi環境がない場所では、スマートフォンなどのテザリング機能を使い、アプリから操作し、microSD内ファイルの再生が可能。

 DLNAに対応しており、ネットワークプレーヤーとして、LAN内のNASやPCに保存した音楽ファイルをストリーミング再生でき、ドッキングしたMojoを介してヘッドフォン/イヤフォンで音楽が楽しめる。楽曲の選曲などの操作には、スマートフォンやタブレットのDLNAアプリを使用する。

 Bluetoothにも対応し、スマートフォンとワイヤレスで接続、スマートフォンからの音楽をPolyで受信し、Mojoから聴く事ができる。BluetoothのプロファイルはA2DPに対応する。

 AirPlayもサポート。同一ネットワーク内のiOSやMac OSデバイス上の音楽や、Apple music、Spotifyなどのストリーミングサービスなどのアプリから、Airplay機能を使い、Polyへのストリーミング伝送が可能。なお、Wi-Fi環境がない場所でも、iPhoneのテザリング機能を使い、Mojo+PolyをiPhoneから利用できる。

Polyファームウェア Ver1.0.26

 GoFigureへの対応を可能にする新ファームも公開されている。ファームではそれに加え、ホットスポットのパスワードを作成する機能を含むセキュリティ更新のプログラム、DLNA制御アプリケーションでPolyが複数回表示される問題の修正、Blutoothで再生している時、P-statusが紫色に点滅する機能の追加、Gofigureから工場出荷時リセットを含む、さまざまなモードの切替えができる機能などが追加されている。