ニュース

Chord、設立30周年記念のフルサイズプリ「ULTIMA PRE2」。253万円

プリアンプ「ULTIMA PRE2」

タイムロードは、英Chord Electronicsの新製品として、フルサイズのプリアンプ「ULTIMA PRE2」を5月上旬より発売する。受注販売で、価格は253万円。カラーはシルバーとブラックを用意する。

CHORD設立30周年の一環としてリリースするフルサイズのプリアンプ。既発のモノラルパワーアンプ「ULTIMA 3」やステレオパワーアンプ「ULTIMA 5」、「ULTIMA 6」に適合する製品としており、付属のインテグラ・レッグで製品同士の組み上げ設置が可能。

28mm厚の航空機グレードのアルミニウムフロントパネルを搭載。再設計したボルトレスフェースパネルと、ハイエンドオーディオシステムのための多目的なプリアンプとして、4組のバランス入力と4組のアンバランス入力を装備している。またAVバイパス入力と、ヘッドフォン用に低歪み・低ノイズの6.3mm標準プラグ対応の2つの出力を用意。プリアウトはRCAとXLRと、さらに完全独立した2つの録音出力を備えた。

背面

航空宇宙技術から開発したという、スイッチング電源設計の独自技術と、超低ノイズのソリッドステート回路を搭載。フィルターを介さないA-weightedの計測条件において、-120dBという高SN比を実現しており、「価格帯を遥かに超えた性能」を実現。「常に入力ソースに忠実に伝達され、高音質のソースや高性能のプレイヤーの持ち味を引き立てる」としている。

表示/非表示可能なVUメーターは、無音時でも入力ソースの信号確認が可能。各入力には6段階のゲインを個別に設定でき、入力切り替え時の音量の大きな変化を防ぐことができるようになっている。

前面

テープレコーティングを愛用するユーザー向けに楽曲鑑賞、別再生ソースの録音と録音の確認を平行して行なうことができるデュアルバス・システムを搭載。プロフェッショナルなスタジオでも使用されるCHORDの従来技術を継承しているという。

突起部を除く外形寸法は、480×355×173mm(幅×奥行き×高さ)。重量は18kg。