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世界初、BA18基の64 AUDIOカスタムイヤフォン「A18 Tzar」

 ミックスウェーブは、バランスド・アーマチュア(BA)ドライバを18基搭載した米64 AUDIOのカスタムイヤフォン「A18 Tzar」を4月28日より発売する。新開発のオープン型BAドライバや、“第二の鼓膜”と名付けた「apex」技術を採用しており、価格はオープンプライス。店頭予想価格は370,093円。

A18 Tzar

 カスタムイヤフォンでは世界初という、片側18ドライバを搭載した製品。'16年12月に発表されていたが、国内での価格と発売日などの詳細が決まった。

 新技術「tia(Tubeless In-ear Audio)」テクノロジーによる、オープン型BAドライバを中高域と高域に採用しており、低域×8、中域×8、tia中高域×1、tia高域×1の4ウェイ構成。オープン型とすることで「多くのハイファイスピーカーの設計のように、 ダイヤフラムからの音を直接得られる」という。BAドライバの設計に内在する共振問題も解消。また、音質を劣化させる音導管やダンパーを使う必要も無くしたとする。

 低域と中域では、音導孔を1つにする「シングルボア設計」を導入。音導管による音の共鳴を排除でき、「大口径の音導孔はそれ自体が音響形成チャンバー、そしてtiaテクノロジー採用の高域向けドライバの周波数レスポンスを助ける機能を持っている」とする。再生周波数特性は10Hz~20kHz、インピーダンスは9Ω。感度は116dB。

 64 AUDIOのイヤフォンでこれまで採用してきた“第二の鼓膜”と呼ばれる専用モジュールも搭載。聴覚障害リスクを抑える独自の「apex(Air Pressure Exchange) Technology」で、耳の中で発生する空気圧を緩和し、耳の疲労を抑えつつ音質改善も図る。

apexモジュール

既存の64 AUDIOイヤフォンを「A18 Tzar」にする有償アップグレードも

 ミックスウェーブでは、64 AUDIOの既発売イヤフォンを使用しているユーザー向けに、6月30日までの期間限定で「A18 Tzar」に有償アップグレードするサービスを実施。

 カスタムイヤフォン「A12」、「A10」と、ユニバーサルイヤフォン「U12」、「U10」が対象で、直輸入品は除く。アップグレード価格(税込)は、「A12」が212,000円、「A10」が238,000円、「U12」が242,000円、「U10」が264,000円。U12やU10からA18 Tzarへのアップグレードには、耳型(インプレッション)も必要。詳細はミックスウェーブのページで案内している。