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パナソニック、初放送番組を通知する6チューナBDレコーダ「DMR-BRG2030」
2017年4月25日 13:05
パナソニックは、6チューナ搭載のBlu-ray Discレコーダ「DIGA DMR-BRG2030/BRG1030」を5月19日より発売する。価格はオープンプライス。HDD 2TBモデル「DMR-BRG2030」は5月19日発売で店頭予想価格は85,000円前後、1TBモデル「 DMR-BRG1030」は6月16日発売で、75,000円前後。
'16年発売の「DMR-BRG2020」の後継機。家族の見たい番組が重なっても録り逃がしを防ぐ、「ファミリー向けDIGA」と位置づけており、新たに1TBモデルを追加したほか、「新番組おしらせ」機能を強化した「新番組/特番おしらせ」を搭載。新番組だけでなく、不定期の特番や映画などの初放送番組を通知し、ワンボタンで録画予約が行なえるようにした。CDリッピングにも対応した。
「新番組/特番おしらせ」で初放送番組を録画
地上/BS/110度CSデジタル6チューナを搭載。多くのチューナを搭載したことで、3人以上の家族でも録画重複を防げる。また、家庭内でスマートフォンなどから番組を視聴する「お部屋ジャンプリンク」、外出先から視聴する「外からどこでもスマホ視聴」に対応することで、家族が別々の場所で録画番組を楽しめるようにしている。
DMR-BRG2030とDMR-BRG1030の違いはHDD容量で、BRG2030が2TB、BRG1030が1TB。6チューナの同時録画が可能で、最大15倍の長時間録画に対応する。内蔵HDDのほか、外付けUSB HDDへの録画も可能。
また、時間指定チャンネル録画にも対応。全自動DIGAのチャンネル録画は24時間同一チャンネルを録画し続けられるが、BRG2030/BRG1030の時間指定チャンネル録画は、1日最大8時間、6チャンネルまで自動録画する機能。これにより、19時~24時までを毎日自動録画し、古い番組から自動削除する、といった使い方が可能となる。ただし、録画画質はDRモードのみで、長時間モードを選べない。
新機能の「新番組/特番おしらせ」を搭載。番組表立ち上げ時に、新番組や特番、映画の初放送番組をポップアップでお知らせするもので、ポップアップ表示時に、リモコンの[新番組]ボタンを押すと、番組の内容や出演者情報を確認でき、そこからワンタッチで録画予約が行なえる。'16年モデルでは新番組だけだったが、特番や映画の初放送番組など、番組表に[新]、[新番組]といった文字が入っているものをピックアップするようになった。
全ジャンルのほか、アニメ、ドラマに限定した利用も可能。また、放送波の絞り込みも行なえ、「地デジのドラマ」の新番組のみお知らせする、という設定にも対応する。
番組表の表示も変更し、タイトルを大きく、内容は小さなフォントとし、メリハリをつけて読みやすさを向上。文字サイズの変更も可能。また、SeeQVault(SQV)に対応し、SQV対応USB HDDへの録画番組ダビングが可能。「おまかせ録画」も搭載し、複数の条件を組み合わせて関連番組を自動録画が行なえる。
録画した番組から、あらかじめ設定したお気に入りジャンルや好きなタレントのシーンだけをまとめて整理できる「新着番組」にも対応。家族で利用する場合は、個人のフォルダ設定により、自分が録画した番組だけを絞り込める。
家庭内のタブレットやスマートフォンからDIGAの放送/録画番組を視聴できる「お部屋ジャンプリンク」も搭載。Andorid/iOSアプリ「Media Access」を使ってDIGAの放送/録画番組を視聴できる。外出先からDIGAの番組を視聴できる「外からどこでもスマホ視聴」にも対応する。
Media Accessをインストールしたスマートフォンへの番組の持ち出しも可能で、持ち出し画質は、従来の1.5Mbps/720p/360p、650kbps/360pに加え、150kbps/180pが追加。4段階で画質を選択できる。
CDリッピングやミュージックサーバー対応
新たにCDリッピングに対応し、FLAC/WAV形式で本体HDDに録音可能。FLACの場合、BRG2030で最大CD 2,300枚分の音楽を保存できる。GracenoteのMusic IDに対応し、楽曲取り込み時に自動的に楽曲情報やアルバムジャケットを取得/付与できる。
ミュージックサーバーとして動作し、同社のワイヤレススピーカー「SC-HC1000」などのネットワークオーディオ機器から、DIGA内の楽曲を再生できる。FLACやDSDなどのハイレゾファイルの配信も可能。加えて、e-onkyo musicで購入した楽曲の自動ダウンロード機能も搭載している。
DIGA本体にもHDD内楽曲プレーヤーを備えており、対応ファイル形式はMP3/WAV/FLAC/AAC/DSD/ALAC。ハイレゾファイルも出力可能だが、DSDはPCM変換再生となる。HDMI出力時は最大で192kHz/24bit、光デジタル音声出力時は96kHz/24bitまでとなる。
YouTubeやNetflix、Hulu、Amazonビデオ、アクトビラ、radiko.jp、DAZNなどの映像配信サービスにも対応。DAZNの対応は6月を予定している。
出力はHDMI 1系統で、4K 24p/30p出力に対応。4Kダイレクトクロマアップコンバートを搭載し、オリジナルの色信号(2K/4:2:0)から、4K信号(4K/4:4:4)に一回のクロマ処理でアップコンバートし、記録情報を最大限に活かした4K映像を出力する。
HDMIのほか、アナログ音声入力×1、光デジタル音声出力×1、映像入力×1、i.LINK×1を装備。SDカードスロットも備えている。消費電力はBRG2030が25W、BRG1030が24W。外形寸法は430×179×41.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.3kg(BRG2030)、約2.1kg(BRG1030)。