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64 AUDIO、40万円を超えるハイエンドイヤフォン「tia Fourte」。BA 18基搭載モデルも
2017年6月22日 17:05
ミックスウェーブは、米64 AUDIOのユニバーサルタイプのイヤフォン新製品として、フラッグシップの「tia Fourte」(ティア・フォルテ)と、ユニバーサルでは世界初という18ドライバ搭載「U18 Tzar」を6月23日に発売する。価格はどちらもオープンプライス、店頭予想価格は「tia Fourte」が407,200円前後、「U18 Tzar」が339,400円前後。
いずれのモデルにも64 AUDIOのイヤフォンでこれまで採用してきた“第二の鼓膜”と呼ばれる専用モジュールを搭載し、聴覚障害リスクを抑える「apex(Air Pressure Exchange) Technology」を引き続き採用。人間の鼓膜にかかる音圧を吸収する。
tia Fourte
新技術「tia(Tubeless In-ear Audio)」を採用しているのが特徴。tia Fourteは、ダイナミック型とバランスド・アーマチュア(BA)のハイブリッドタイプだが、tiaテクノロジーはBAドライバに投入。筐体を密閉にせず、オープンにする事で、ドライバ自体が持つポテンシャルを引き出し、振動板からの音が直接得られるという。さらに、共振問題も排除、音導管やダンパーも不要になったという。
音導管を使わず、音導孔を1つにするシングルボア設計を採用。口径の大きな音導孔はそれ自体が音響形成チャンバーとして機能し、同じくtiaテクノロジーを採用した高域用BAの周波数レスポンスを助ける効果もある。
ドライバ構成は低域×1、tia仕様の中域×1、中高域×1、tiaの高域×1の4ウェイ4ドライバ。筐体はアルミニウムの無垢材から機械加工で作り上げており、フェイスプレートには耐久性が高く、エレガントなパティナ仕上げ(緑青仕上げ)の銅を採用している。
シェルの内部にはアコースティック・チャンバーを用意。「スタジオルームが各部屋に設置してあるスピーカーに対し、最適化されたルームチューニングを持つのと同様に、 各ドライバの為に最適化され、不必要な共鳴を取り除く」とする。
インピーダンスは10Ω、再生周波数特性は5Hz~22kHz。感度は114dB。