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64 AUDIO、9ドライバ搭載「新ステージへ導く」ハイブリッドイヤフォン
2020年10月22日 08:30
ミックスウェーブは、64 AUDIOのハイブリッド型ユニバーサルIEM(インイヤーモニター)「Nio(ニオ)」を10月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は234,850円前後(税込)。
スウェーデン語で数字の9を意味する名を冠したイヤフォン。9mm径のダイナミック型ドライバー1基とバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバー8基を搭載し、「音像を立体的に表現するサウンドステージと滑らかで暖かみのあるナチュラルなサウンド」を奏でるという。
搭載するドライバーの内訳は、Low×1、Mid×6、High/Mid×1、後述の「tia(Tubeless In-ear Audio)テクノロジー」を搭載したHigh×1。
tiaテクノロジーは、BAドライバーに音導管(サウンドチューブ)を使用し、音導管を通じて音導孔から音を出すという「従来のイヤフォン設計そのものを革新させる」という特許出願中の技術。BAドライバーに音導管を使用せず、独自のチューブレス設計を採用することで、ドライバーから発せられる本来の音を直接、ユーザーの耳に届けるとのこと。
また音導管を排除することで、音導管内部で起きる共鳴や、フィルターによる減衰など、ドライバー本来の音を悪化させる要素を排除できるとしている。
音の出口となる音導孔を、ひとつの大口径音導孔にするシングルボア・デザインも採用。tiaドライバーのポテンシャルを最大限に引き出しつつ、大口径音導孔自体がアコースティック・チャンバーの役目も果たす。
外耳道を小型のスピーカーで塞いだ際に発生する空気圧(音圧)を緩和し、耳の疲労感を抑え聴覚を保ちながら「飛躍的に音質を向上させる」独自技術「apex(Air Pressure Exchange)テクノロジー」や、出力インピーダンスが異なるソース機器に接続しても、音のバランスに影響を受けないようにする独自技術「LID(リニアインピーダンス・デザイン)」なども採用する。
筐体はアルミニウム製。フェイスプレートは立体的に浮き上がるデザインで、宝石のような仕上がりになっている。イヤフォン側の端子はCustom 2pin。
再生周波数帯域は10Hz~20kHz、感度は105dB SPL/mW、インピーダンスは6Ω。付属のケーブルは銀メッキ銅導体で、長さは約120cm。入力端子は3.5mmのステレオミニ。
レザーケーブルや2種類のイヤーチップ、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
初回30台には限定特典として、64 AUDIOのハイエンドアップグレードケーブル「Silver Premium Cable」が追加で付属する。このケーブルは、銀メッキOCC銅線を200本素線に使用することで、音の歪みやノイズ、劣化を最小限に抑え、クリアな音声信号の伝達を可能にしたという。
「Silver Premium Cable」のケーブル長は約120cm。イヤフォン側の端子はCustom 2pin、入力端子は3.5mmのステレオミニ。