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VAIOがVR事業に参入。ハードやコンテンツ制作など一貫で提供。VAIO PCは中国進出

 VAIOは1日、PC、EMSに続く第三のコア事業「ソリューション事業」の第一弾として「VRソリューション事業」に進出すると発表した。具体的なビジネスの詳細は、追って発表するという。

 VRソリューション事業は、PC事業で培った「コンピューティング技術」と「電子機器の開発からアフターサービスまでの一貫機能を有するVAIOの強み」を活かし、主に法人向けに、VRに関するハード/システムの導入/保守、コンテンツ制作、運営企画までフルソリューションを提供するITサービス会社として、顧客の課題解決を進めるという。

 また、事業強化のため、VRに関する開発/制作/運営のノウハウも持つ企業のABALをパートナーとして提携。持続的な関係強化・事業発展のためABALに出資を行なう。

 ABALは、リアルタイムCG/VFX分野に強みを持つwise、画像認識、位置測定、空間認識技術などを活かしたソフト/ハードウェアの企画や開発を行なうA440、劇場映画などのエンタテインメントや広告制作を手掛けるROBOTの3社によるジョイントベンチャー。

VAIO PCの販売は中国市場へ拡大

 VAIOは海外販売地域を拡大し、中国へ進出することも発表した。8月8日より、売上高が中国最大というEコマースサイトJD.COM(京東商城)で順次販売を開始する。販売予定モデルは「VAIO Z クラムシェルモデル」と「VAIO S13」。

VAIO Z クラムシェルモデル

 VAIOの海外販売地域は、既にビジネスを行なっている米国、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ウルグアイに続いて6カ国となる。