ニュース
クリプトン“デスクトップ向けオーディオアクセサリ”提案。スタンドや調音パネル
2025年6月21日 18:12
オーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2025」を東京国際フォーラムで開幕。6月21日、22日の2日間で、入場は無料だが事前登録制。クリプトンのブースでは、PCとのUSB接続や、Bluetooth接続にも対応するアクティブスピーカー「KS-11G」のニューフェイスで、両サイドに木目調パネルを採用した「KS-11GN/W(ウォールナット)」と「KS-11GN/O(オーク)」が登場。価格はどちらも税抜64,800円。
さらに、同社が開発中の、デスクトップで使えるスピーカースタンドや、小型の調音パネルといった“デスクトップ向けオーディオアクセサリ”試作機も体験できる。
「KS-11G」のニューフェイス
「KS-11G」は、コンパクトサイズと音質を両立した、ハイレゾ対応ニアフィールド・スピーカー。ニューフェイスは、さらなる音質チューンナップを施しながら、よりユーザーの使用シーンにマッチする木目調パネルを採用。ウォールナットはシックで重厚な雰囲気に、オークは白を基調としたデスクトップにもマッチする色合いになっている。
スピーカーとしての機能は既存のKS-11Gと同じで、63.5mmと小口径ながら、迫力ある重低音を実現し、全帯域にわたってフラットな再生特性を誇るデンマークTymphany製のフルレンジ型ユニットを搭載。
フルデジタル信号処理思想で作られており、最大192kHz/24bitのデータまで対応。デジタルアンプの出力は35W×2ch。入力端子は、USB、ステレオミニのアナログ、光デジタルを各1系統備えている。Bluetooth受信も可能で、aptX Adaptive(48kHz/24bit)をサポートする。
デスクトップ向けオーディオアクセサリ
製品化の検討をしている、デスクトップ向けオーディオアクセサリも参考出品している。
デスクトップにアクティブスピーカーなどを設置する時に使う、本格的だがコンパクトなスタンドでは、スピーカーからの振動が机に伝わると、それが余分な音を出すため、その振動を排除する目的で開発。鉄球サンドを封入したボードなども使い、防振効果を高めている。
本格スタンドほどではないが、スピーカーを浮かせつつ、斜め上向きに固定する小型スタンドも試作中。
スピーカーの間に置かれている小さな板は、調音パネルのデスクトップ向けをイメージして作られているもの。
クリプトンは、自立する調音パネルとして「AP-R50」などを手掛けているが、その技術を使いつつ、サイズを小さくした。背後の壁が近い、デスクトップスピーカーで使ったり、PCディスプレイの前に立てかけて、ディスプレイからの音の反射を抑えるといった効果がある。
背面部分に、スピーカーの吸音材にも使われるミスティックホワイトを入れつつ、前面には穴あきボードを配置。吸音するだけでなく、このボードが適度に音を反射させる事で、デスクトップの音響環境を改善できるという仕組みだ。