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HiByのDAPとFAudioのIEMのセット「Golden 10th Anniversary」約64.5万円

Golden 10th Anniversary

ミックスウェーブは、HiByとFAudioのブランド10周年を記念したDAPとIEMのセット「Golden 10th Anniversary」を6月27日より発売する。全世界499台限定。価格はオープンで、市場想定価格は644,400円前後。

HiByのDAP「R6Pro Max Ti」とFAudioのIEM「Golden 10th Anniversary IEM」のセット。各セットDAPとIEM共通のセット番号が刻印されている。

両ブランドは、過去に何度かコラボモデルを導入しており、今回、IEM とプレーヤーをセット扱い前提でチューニングを施し、互いの製品の強みを活かせる仕様に調整。「両社のファンに向けてより良いリスニング環境を提供」するという。

Golden 10th Anniversary IEM

Golden 10th Anniversary IEM

Golden 10th Anniversary IEMは、ダイナミックドライバー×2基、バランスドアーマチュア(BA)ドライバー×5基(中域×2、中高域×1、高域×2)、両面マルチレイヤーピエゾセラミックドライバー×1基のハイブリッド構成。

3D プリントで実現した高効率化した内部面積を利用しながら、各ドライバー用のチャンバーや空洞を準備しつつ、内部共鳴を減らす設計を実現。エアフローと空気圧のバランスで、低域の深みのみならず、高域の伸びと倍音を強調しながら各ドライバーの適切な減衰も制御した。

シェルは、航空機グレードのチタン合金で、軽量でありながら堅牢制が高く、ドライバーのアコースティック性能をよりピュアに伝わるという。CNC切削により、快適な装着と全モデルが均一なチャンバーサイズと音の一貫性を実現している。

また、マグネトロンスパッタリングによる薄くて強力なコーディングを施すことで摩耗や腐食にも強いという。

付属ケーブルには、7N OCC、5N LCOCCと4N純銀の特殊ブレンドと編みを導入。24AWGの直径の太いコアは通常のケーブルに比べ内部抵抗が低く、ミリ秒単位で音楽信号が正確に届けるとする。イヤフォン側端子は0.78mm 2ピン。プラグは4.4mmバランス。

周波数特性は20Hz〜50kHz。インピーダンスは25Ω。感度は112dB SPL/Vrms@1kHz。THDは1%未満@1kHz、94dB SPL。重量は片耳13g(ケーブル除く)。イヤーピースは、HiByの「WG01 リキッドシリコン」とFAudio「Vocal+Silicone」を付属している。

R6Pro Max Ti

R6Pro Max Ti

R6Pro Max Tiは、「R6ProMax」をベースに回路設計を見直し、さらにFAudio IEM のハイブリッドデザインのサウンドを活かすため、希少パーツなどへ変更。音のために妥協しない設計とした。具体的には、入手困難な測定器等の精密機器に使用するオペアンプや、車載用で使用される希少なコンデンサーを採用している。

ボディはチタン合金製。1筐体につき8時間以上かかるGolden 10th Anniversary IEMと同じスパッタリングのコーティングと疎油性コーティング施し、チタン合金でありながら触り心地が良く、耐摩耗性も向上している。

アナログ回路は大幅に見直し、「現在手に入る音質を強化できる全てを投入」。オペアンプに「AD8620ARZ」×2基、「OPA1612」×4基、コンデンサーに「AVX F95」×12基、電解コンデンサ「ELNA」×4基を搭載し、広帯域・低歪と低ノイズフロア(6nV/√Hz)や広いダイナミックレンジと早いインパルスを意識したアナログチューブのような音質を実現した。

出力端子は3.5mm、4.4mmでヘッドフォン出力とライン出力が可能。デジタル出力として、同軸デジタル、USB-Cも備える。

SoCはSnapdragon 665を搭載し、OSはAndroid 12。Wi-FiとBluetooth対応で、BluetoothコーデックはSBC、AAC、LDAC、UATと送信のみaptX、aptX HDをサポートする。メモリは6GB、ストレージ容量は128GBで、最大2TBのmicroSDカードも利用できる。

外形寸法は147.45×75.2×21.8mm(縦×横×厚さ)。重量は502g。USB-Cケーブル、USB-C to Aアダプタ、画面保護フィルムなどが付属する。