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「OK Google」で操作するGoogle Homeスピーカー日本発売。Home Miniは6,000円

 Googleは5日、音声で操作できるスマートスピーカー「Google Home」と小型の「Google Home Mini」の日本発売を発表した。Google Homeは6日10時から発売し、価格は14,000円。Google Home Miniは6日より予約開始し、23日より発売。価格は6,000円。販路はGoogle Storeのほか、auショップ、ビックカメラ、ヤマダ電機、楽天。

Google Home
Google Home(左)とGoogle Home Mini

 Google Home/Home Miniは、音声アシスタント「Googleアシスタント」に対応したスマートスピーカー。OK, Googleと声をかけるだけで、ユーザーが知りたいことややりたいことをGoogleがサポートする。音楽を流したり、検索したり、毎日のちょっとしたタスクの解決に利用できる。主な機能は、「知りたいことを調べる」、「タスクをこなすお手伝い」、「音楽」、「スマートデバイス操作」の4種類。

 音声で、簡単な翻訳をしたり、食材のカロリーなどを検索できるほか、NHKや日本経済新聞、J-WAVEのニュースコンテンツなども利用可能。声でタイマーセットしたり、布団の中でも目覚ましをセットできる。スヌーズにも対応する。Googleカレンダーと連携し、職場への交通情報なども紹介してくれる。

「OK,Google ゆで卵のタイマーを設定して」

 音楽はGoogle Play MusicやSpotifyなどに対応し、Chromecast対応アプリのコンテンツをGoogle Homeに直接ストリーミングして再生できる。また、スマートデバイスと連携し、Philips Hueのような照明や自宅内の機器を音声で操作できる。

照明もGoogle Homeからコントロール。「OK,Google 電気を暗くして」

 Chromecastと連携動作に対応。テレビにChromecastがつながっていれば、「Netflixでフラーハウスを再生して」とお願いするだけで、Netflixでフラーハウスの再生が始まる。近日中にradikoにも対応予定。

Netflixでフラーハウスを再生
Google Home

 Google Homeは、高出力スピーカーを内蔵し、クリアな高音と迫力ある低音を楽しめるスピーカー。離れた場所でもしっかり音声を聞き取れるという。筐体上部には、静電容量タッチセンサーを搭載し、軽く触れるだけでボリュームや再生/停止操作を行なえる。

Google Home

 カラーはスレート1色だが、別売の「ベース」(3,000円~4,500円)を追加して、本体下部の色を変えられる。カラーはコーラル(3,000円)/カーボン(4,500円)/カッパー(4,500円)。

ボディを変えて、カラーバリエーションを楽しめる。

 「JUJUの曲を再生して」などと話しかけることで、Google Play Musicなどの楽曲を再生開始し、曲名を問い合わせたり、曲名を指定した楽曲再生も行なえる。次の曲へのスキップやボリューム操作にも対応する。

 対応オーディオ形式は、HE-AAC、LC-AAC+、MP3、Vorbis、WAV、FLAC。外形寸法は96.4×142.8mm(直径×高さ)、重量は477g。電源はACアダプタで、バッテリは内蔵していないため、ポータブルスピーカーとしては利用できない。

 同一ネットワーク内のChromecastとも連携し、Google HomeからChromecastの操作が可能。Google Homeに話しかけて、NetflixやYouTubeのコントロールが行なえる。例えば、「Netflixでフラーハウスを再生して」と、話しかけるとフラーハウスの再生を開始。「3分進んで」、「30秒戻して」といった操作も行なえる。

「Netflixのフラーハウスを再生して」

 なお、Google Homeを動作させたくない場合は、背面のマイクオフボタンを押すと、上面のLEDがオレンジに点灯し、待機状態となる。

背面のマイクオフボタンで待機状態に
Google Home Mini

 Gogle Home Miniは小型/薄型化したスマートスピーカー。カラーはチョーク、チャコール、コーラルの3色で、特殊クロスと丸みを帯びたデザインで置く場所を選ばないという。マイクロUSBアダプタを装備。対応オーディオ形式は、HE-AAC、LC-AAC+、MP3、Vorbis、WAV、FLAC。外形寸法は98×42mm(直径×高さ)、重量は173g。電源はACアダプタ。

Google Home Mini
3色のバリエーションを用意
Actions on Googleも近日中に

 Googleアシスタントには、ユーザーの声を聴き分ける「ボイスマッチ」も搭載。Google Homeに予定を問い合わせると、それぞれのユーザーごとに、予定や情報を案内してくれる。家族は最大6人まで登録可能で、それぞれにカスタマイズした情報提供を行なえ、例えばGoogle Play Musicのプレイリストや嗜好学習成果なども家族ごとに管理できる。

 同日にLINEのClova WAVEが発売されたほか、AmazonもAlexaを搭載したスマートスピーカーの年内発売を予告している。Googleでは、同社の強みについて「検索についてのノウハウや経験には大きな強みがある。音声認識も長期間手掛けてきている」と説明している。

 また、開発者向けプラットフォーム「Actions on Google」を通じて、Google以外のパートナー企業がGoogleアシスタント対応のサービスを実現可能。例えば「OK Google,楽天レシピと話したい」と声をかけるだけで、楽天レシピを呼び出せる。日本向けのActions on Googleは今後数週間以内に利用可能になる。

楽天レシピで食材の調理方法を問い合わせ
Actions on Google対応サービス

 KDDIでは11月下旬以降、ホームIoTサービス「au HOME」、音楽配信サービス「うたパス」、動画配信サービス「ビデオパス」がGoogleアシスタントに対応予定。「OK Google, XXX」と呼びかけると、Google Home、Google Home Miniで家電の操作や音楽・動画の再生などが利用できる。

 「楽天レシピ」では、Google Homeに加え、GoogleアシスタントアプリやGoogle Alloアプリがインストールされた端末に向かって、「OK Google, “楽天レシピと話す”」と呼びかけ、食材などのキーワードを伝えると、「楽天レシピ」に掲載されている130万品以上のレシピから、キーワードに関連した人気の料理を音声で提案する。

 対応サービスの予定は以下の通り。

【Google Home/Google Home Miniが購入できる店舗・オンラインサイト 】

  • Google Store
  • ビックカメラ
  • ヤマダ電機
  • KDDI/沖縄セルラー
  • CCCAIR(TSUTAYAの一部店舗で10月6日より800円でレンタル開始/11月1日販売)
  • 楽天

【年内に対応予定の音楽/動画コンテンツサービス】

  • うたパス・ビデオパス(KDDI/11月下旬以降の開始を予定)
  • Google Play Music(Google)
  • Spotify(スポティファイジャパン)
  • Netflix(Netflix)
  • ラジコ(radiko)
  • YouTube(Google)

【ニュースや情報】

  • 朝日新聞アルキキ (株式会社 朝日新聞社)
  • NHK ラジオニュース (日本放送協会)
  • 公式ITニュース (株式会社 Voicy)
  • J-WAVE TOKIO HOT 100 (株式会社 J-WAVE)
  • スポニチ (スポーツニッポン新聞社)
  • TBS ラジオ (株式会社 TBS ラジオ)
  • 日経電子版NEWS (株式会社 日本経済新聞社)
  • ニッポン放送 (株式会社 ニッポン放送)
  • 毎日新聞 (毎日新聞社)
  • ラジオクラウド (博報堂DYメディアパートナーズ)
  • ラジオNIKKEI (株式会社 日経ラジオ社)

【年内対応予定のスマートホーム】

  • au Home(KDDI/11月下旬以降の開始を予定)
  • インテリジェントホーム(イッツ・コミュニケーション)
  • ダイワハウス(大和ハウス工業株式会社)
  • フィリップス Hue(フィリップス ライティング ジャパン)
  • Roomba(アイロボットジャパン)

【Actions on Google対応予定サービス】

  • Ameba(サイバーエージェント)
  • SUUMO(リクルート住まいカンパニー)
  • 食べログ(カカクコム)
  • トクバイ(トクバイ)
  • なみある?(サイバード)
  • 日本史語呂合わせ、絶対音感オーケストラ(WHITE)
  • ベストティーチャー(ベストティーチャー)
  • ホットペッパーグルメ(リクルートライフスタイル)
  • Yahoo! MAP(ヤフー)
  • 楽天レシピ(楽天)