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SOULNOTE、光電式カートリッジ対応のオールインワンフォノイコ「E-2」
2017年10月11日 10:00
CSRは、SOULNOTEブランドのフォノイコライザ「E-2」を11月上旬より発売する。価格は55万円。カラーはプレミアム・シルバーとプレミアム・ブラックを用意し、シルバーは11月上旬から、ブラックは11月中旬から発売する。
従来のMC/MMカートリッジに加え、デジタルストリーム社のDS Audio光電式カートリッジにも対応。SOULNOTEでは、「世界初オールインワンフォノイコライザ」としている。
針の動きを光で検出するDS Audioの光電式カートリッジに対応。イコライザ素子を差動エミッタバイパス回路で構成し、回路インピーダンスを大幅に下げる新回路を採用。「コイルや磁気回路の重さと誘導抵抗の呪縛から逃れた光電式カートリッジのメリットを活かせる」という。なお、対応する光電式カートリッジはDS Audioのもので、過去に存在していた東芝とトリオの光電式カートリッジには対応しない。
バランス負荷回路により差動アンプのゲインそのものにRIAA特性を持たせたSOULNOTEオリジナルの完全バランス無帰還回路を採用。左右チャンネルを1チャンネル1枚の基板で独立させ、ツインモノ構成とすることで、精密で広大な空間描写を可能としたという。
MC/MM時には、RIAA以前のOldイコライザカーブにも対応。Roll Off(高域減衰周波数)6種類、Turn Over(低域増幅周波数)4種類、Low limit(超低域増幅制限)6種類をそれぞれ独立して変更可能。合計144種類のカーブを得られる。
MCバランス専用入力と、MC/MMアンバランス入力 2系統、光電式カートリッジ専用入力の4系統を装備。MCカートリッジは6種類の負荷切替に対応する。MC/MMの消磁機能も備えている。出力はバランス(XLR)とアンバランス(RCA)を1系統。左右チャンネルを合成し、モノラル出力する機能も備えている。
電源は、400VA級のトロイダルトランスをシングル利用し、GNDや電源ポテンシャルの明確化。また、小容量コンデンサの多数並列接続と、ハイスピード無帰還レギュレータにより、正確な音像を結ぶという。消費電力は50W。外形寸法は410×410×160mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約20kg。電源ケーブルやスパイクが付属する。