マイコンソフト、D5対応スキャンコンバータに限定モデル
-新ファーム搭載+専用D端子ケーブル同梱。価格据え置き
マイコンソフト株式会社は、D5出力に対応したビデオスキャンコンバータ「XPC-4」の機能を追加した新ファーム搭載モデルを、専用の変換(D端子-DVI-I端子)ケーブルとセットにして数量限定で5月26日より発売する。価格は据え置きの41,790円。
XPC-4はパソコンのアナログ/デジタルRGB映像出力信号を、D端子やS端子を持つテレビやプロジェクタで表示可能にするビデオスキャンコンバータ。最大1,920×1,200ドットのWUXGA映像入力に対応し、D5/1,920×1,080ドット変換出力が可能となっている。
今回XPC-4に搭載された最新ファームウェア1.04により、シンク・オン・グリーン信号に対応。640×480ドット、800×600ドット、1,024×768ドット、1,280×1,024ドットの解像度をサポートする。なお、シンク・オン・グリーン信号時はスルー出力は使用できないという。
そのほか、下記の機能拡張や修正/改善が行なわれた。なお、詳細は同社ファームウェアダウンロードページに掲載されている。
- アナログRGBの時、「解像度テーブルの参照」で極性を無視する解像度を増やした
- 1,280×1,024ドット(60Hz)の解像度が「1,600×1,024ドット」と認識されていた問題を修正
- 1,680×1,050ドット(60Hz)の解像度が「1,400×1,050ドット」と認識されていた問題を修正
- 特定のビデオチップで1,920×1,200ドットの解像度が4:3と判断されていた問題の修正
- XPC-4の電源がオンの時にDVIケーブルを抜いて、アナログRGBケーブルを挿すと画面が表示されない問題を改善
- DDCの信号線がGNDに接続されているディスプレイで、XPC-4が正しく動作しない問題をさらに修正
- DVIケーブルでPCに接続しているとき、PCの電源がオフになっても、スルー出力に接続されているディスプレイがスタンバイにならない問題を改善
- アナログRGBで画面の自動調整中に「メニュー・ボタン(MENU)」を押すと、画面の自動調整を中止できるように改善
- USB端子の互換性を向上
- オプションに「DDC_BANK」を追加することにより、フルHD対応のディスプレイが接続されていなくても、PC側で1,920×1,080ドットを最高解像度として使用することが可能
- PLL_BANK_RESETの機能を追加
また、プログレッシブのコンポーネント・ビデオ入力に対応。同梱の専用ケーブルを使うことで、1080p/720p/480pの映像入力が可能になる。なお、これに伴い、「スペシャル」に「入力同期」の項目が追加された。
既存ユーザーに関しては同社ホームページでアップデータを無償配布。専用ケーブルに関しても、同社通販サイトでの単品販売を検討しているという。
(2009年 5月 26日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]