ティアック、avangarde製ホーンスピーカーの上位機
-661万円のG2シリーズ最上位機「trio Ω G2」など
エソテリックは、輸入販売している独Avantgarde Acoustic(アバンギャルド・アコースティック)のスピーカー「G2シリーズ」にフラッグシップの「trio Ω G2」を含む3システム、7モデルを日本市場に展開する。4月末より受注を開始する。
型番 | タイプ | 価格 |
avantgarde trio Ω G2 | ホーンスピーカー システム | 661万5,000円 |
avantgarde trio Ω G2 classico | 693万円 | |
avantgarde basshorn G2 | アクティブバスホーン システム | 220万5,000円 |
avantgarde short basshorn G2 | 168万円 | |
avantgarde sub231 G2 | アクティブサブウーハー | 73万5,000円 |
avantgarde primo Ω G2 | ホーンスピーカー+ アクティブバスホーン・ システム | 945万円 |
avantgarde mezzo Ω G2 | 714万円 |
G2シリーズでは、ネオジウムマグネットの採用や、電源トランス大型化、内部配線の最適化などでアクティブサブウーファ部をアップグレード。また、デザインの修正や、上位機種におけるソリッドアルミダイキャスト製ベースの採用などの改善を図っている。
■ avantgarde trio Ω G2/trio Ω G2 Classico
avantgardeのフラッグシップの3ウェイホーンスピーカーシステム。同システムに、アクティブバスホーンシステム「basshorn G2」6基を組み合わせたものが、最高峰の「trio + 6 basshorn」となる。
avantgarde trio Ω G2。avangarde製品は好みに応じてホーン色などを選択できる | avantgarde trio Ω G2 classico |
38インチのスフェリカル・ローミッドレンジホーン、23インチスフェリカル・ミッドレンジホーン、7インチスフェリカル・ツィータホーンを搭載。Classicoは、アンモナイト曲線のフレームを採用したクラシック調デザインモデルとなる。
周波数特性は100~20kHzで、最大許容入力は150W、能率は109dB。入力インピーダンスは19Ω。外形寸法/重量はtrio Ω G2が950×830×1,670±15mm(幅×奥行き×高さ)/56kg、trio Ω G2 classicoが1,300×830×1,550±15mm(同)/62kg。
trio Ω G2/G2 Classico用のアクティブバスホーン/サブウーファとしてbasshorn G2、short basshorn G2、sub231 G2を用意する。
■ basshorn G2
basshorn G2 |
18~350Hzを再生可能なアクティブバスホーンシステムで、6つのモジュールから構成される。各モジュールには内蔵パワーアンプで駆動される12インチドライバ×2を搭載する。
55インチ(1,400mm)のロング・エクスポ・スフェリカルホーンにより、ホーンロードがかけられ、6モジュール合計で約5m2という開口部からスケールの大きい低域再生を可能にする。パワーアンプは250W×2chで、大型整流コンデンサーにより電源を強化。さらに、独自のADRIC回路を搭載する。外形寸法は1,025×1,060×740±15mm(幅×奥行き×高さ)、重量は89kg。
■ short basshorn G2
short basshorn G2 |
12インチドライバ×2、500W(250W×2ch)のG2パワーアンプ、大容量120,000μFコンデンサなどの基本スペックを踏襲し、ホーンを210mm(開口部面積47cm2)に小型化したavangarde最小のバスホーンシステム。
周波数特性は18~350Hz。外形寸法は600×650×960±15mm(幅×奥行き×高さ)、重量は80kg。
■ sub231 G2
sub231 G2 |
12インチドライバ×2、500W(250W×2ch)のG2パワーアンプ、大容量コンデンサなどは、basshorn G2やshort basshorn G2などを踏襲しているが、ホーンではなくダイレクトラジエータ型のサブウーファとすることで、省スペース化を実現したもの。
周波数特性は18~350Hz。外形寸法は340×435×910±15mm(幅×奥行き×高さ)、重量は65kg。
■ primo Ω G2/mezzo Ω G2
duoシリーズの最高峰となるオールホーンシステムで、duoシリーズ共通の27インチミッドレンジホーンを使った2ウェイ構成に、アクティブバスホーンを加えた製品。trio + basshornのダイナミックで、スケール感ある音質と省スペースを両立させることをコンセプトとしている。
mezzoのバスユニットは1モジュール、primoは2モジュール構成としており、出力はmezzoが250W×2ch、primoが250W×4ch。ミッドレンジホーンには7インチドライバを搭載。能率107dBを実現している。
周波数特性はホーンスピーカー部が170Hz~20kHz、サブウーファが18Hz~350Hz。外形寸法/重量はmezzoが670×650×1,705±15mm(幅×奥行き×高さ)/106kg、primoが670×650×1,800±15mm(幅×奥行き×高さ)、重量は177kg
primo Ω G2 | mezzo Ω G2 |
(2010年 4月 28日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]