ソニー、3D対応で実売35,000円のBlu-rayプレーヤー

-Xperia/iPhoneがリモコンになる「BDP-S470」


9月17日発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、Blu-ray 3Dの再生に対応したBlu-ray Discプレーヤー「BDP-S470」を9月17日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後。

BDP-S470

 同社の国内向けBDプレーヤーとして、初のBlu-ray 3D対応製品となる。3D対応以外の基本仕様は8日に発表した「BDP-S370(実売25,000円)」とほぼ共通で、高速起動や業界最薄という36mm薄型筐体、スマートフォン対応なども特徴となっている。

 ディスク読み込み時間は2009年モデルの「BDP-S360」比で、約50%に短縮。電源OFF状態から約3秒でトレイがオープンする「高速起動モード」も搭載している。また、本体の高さはS360に比べ約35%薄型化し、液晶テレビBRAVIAなどと共通した「モノリシックデザイン」を採用している。

 再生可能なディスクはBlu-ray 3Dと、BDビデオ、BD-R/RE、DVDビデオ、DVD±R/RW、DVD±R DL、音楽CD、SACD、DTS-CD、CD-R/RWなど。USB端子も2系統(前面1/背面1)備え、USBメモリやUSB HDD内の動画/音楽/静止画ファイルも再生できる。対応フォーマットは動画がAVCHD、MPEG-1/2、MPEG-4 AVC/H.264、VC-1、WMV、音楽がリニアPCM、MP3、AAC、WMA、静止画がJPEG。


Xperia(SO-01B)

BD Remoteのフルリモコン

 スマートフォンからのリモートコントロールに対応したことも特徴。iPhoneや、Xperia(SO-01B)などのAndroid端末に専用のアプリ「BD Remote」をインストールし、無線LAN経由でプレーヤーのリモコンとして利用できる。スマートフォンのタッチパネルを活かし、キーボード入力やタップ/スクロールなどの直感的な操作が行なえる。

 また、プレーヤー側でGracenoteのデータベースから取得したディスク情報をスマートフォンに表示、関連した動画をYouTubeで検索することも可能。

 DVDなど全ての映像信号をプログレッシブ/ハイビジョン出力できるアップスケール技術「プレシジョンシネマHDアップスケール」も搭載。HDMI出力は1系統で、HDMI CECのブラビアリンクも利用可能。HDオーディオのデコード/ビットストリーム出力に対応。Ethernetを備え、BD-Liveにも対応する。別売のUSB無線LANアダプタ「UWA-BR100」により、無線LAN接続も可能となる。

 HDMI以外の出力端子はコンポーネント/コンポジット映像と、光/同軸デジタル音声、アナログ音声(RCA 2ch)を各1系統搭載。消費電力は22W。待機時消費電力は0.1W(高速起動/HDMI機器制御「切」時)。外形寸法は約430×219×36㎜(幅×奥行き×高さ)。重量は約2kg。リモコンが付属する。

背面

Gracenoteからタイトル情報を取得できる

(2010年 8月 26日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]