3Dメガネの標準化にシャープや東芝、Philipsも賛同
-4社が新たに参加。3D TV/メガネに共通ロゴマーク
民生用アクティブシャッター方式の3Dメガネ(3Dアクティブメガネ)に関する技術の標準化に関して、パナソニック、ソニー、サムスン電子、X6D Limited(XPAND)が提携している「フルHD 3Dグラス・イニシアチブ」に31日、シャープ、東芝、Royal Philips Electronics、TCL集団(TCL)の4社が新たに賛同した。
既報の通り、パナソニック、ソニー、サムスン電子、XPANDは、Bluetoothをベースにした無線(RF)を利用する3Dメガネに関する技術開発、およびライセンスで提携する事を8月9日に発表。標準化の対象には、パナソニックとXPANDが共同開発した3Dメガネ用の赤外線(IR)通信プロトコルと、サムスンとソニーがそれぞれ開発したIR通信プロトコルなど、複数のIR通信プロトコルも含まれている。この取り組みは、ユーザーが好みの3Dメガネを各社のテレビや劇場で利用可能になることを目指している。
イニシアチブのロゴマーク |
「フルHD 3Dグラス・イニシアチブ」としてのライセンスの開始時期は、2011年9月下旬を予定。2011年後半には、IRまたはRFの新プロトコルを採用した共通規格の“ユニバーサルグラス”製品への認証も開始される予定。
なお、3Dテレビと3Dアクティブメガネなど、3Dアクティブシャッター方式の製品間の互換性を確認しやすくするために、認証を受けた製品に使用が許可されるイニシアチブのロゴマークも発表された。
(2011年 8月 31日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]