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ソニー、次世代ディスプレイ「Crystal LED」

−約600万個の微細LEDを配列。55型フルHD機をCES発表


Crystal LED Displayの55型フルHD試作機。画面はハメコミ合成

 ソニーは9日_(米国時間)、2012 International CESにおいて、約600万個のLEDを使った次世代自発光ディスプレイ「Crystal LED Display」を発表。55型、フルHDの試作機を参考出展した。LED光源を用いた自発光ディスプレイとして、55型フルHDを実現したのは業界初という。

 同社が2009年の経営方針説明会などで案内していた「次世代ディスプレイ」技術の一つ。実用化の時期は未定だが、民生だけでなくプロフェッショナル用途での展開なども検討しているという。


CES会場で披露 液晶テレビと比較
次世代ディスプレイとして紹介

 ソニー独自の方式を使い、R/G/B/各色の極めて微細なLEDを、それぞれ画素数分配置した自発光ディスプレイ。1,920×1,080ドットのフルHDの場合、LEDの数は合計約600万個(各色約200万個ずつ)になる。

 RGBのLED光源を直接ディスプレイの前面に配列し、光の利用効率を向上させることで、既存の液晶ディスプレイやプラズマディスプレイと比べ、明暗両環境での高コントラスト、広色域、高速動画応答性能、広視野角を低消費電力で実現するという。

 視野角は180度を実現。ディスプレイの構造の特徴から、大画面化にも適しているが、高解像度のままの小型化は難しい。輝度は約400cd/m2。暗所コントラストは測定限界値以上。色域はNTSC比100%以上。パネルモジュールでの消費電力は約70W以下。

 CESで発表した展示機は、明所コントラストが同社液晶TVの約3.5倍、色域が約1.4倍、動画応答速度が約10倍に向上しているという。


(2012年 1月 10日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]