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バッファロー、初のDTCP-IP対応Wi-FiポータブルHDD。屋外で録画番組をスマホで視聴

HDW-PDU3シリーズ

 バッファローは、無線LAN接続のポータブルHDDとして初めてDTCP-IPに対応し、録画した番組を屋外でスマートフォンやタブレットで楽しめる「HDW-PDU3シリーズ」を6月下旬に発売する。価格は、HDD容量1TBの「HDW-PD1.0U3」が27,700円、500GBの「HDW-PD500U3」が22,100円。

 無線LAN対応のポータブルHDDで初めてDTCP-IPに対応。録画対応のテレビやBDレコーダなどで録画したデジタル放送の番組を、HDW-PDU3シリーズに転送。そのHDDを屋外に持ち出し、スマートフォンやタブレットのアプリから、HDD内にアクセスし、録画番組を視聴できる。スマホとHDDは直接接続するため、スマホのパケット制限やモバイル回線速度を気にせず番組が楽しめるという。

 なお、録画番組の再生にはパケットビデオのアプリ「Twonky Beam」を利用する(DTCP-IP機能の利用は有料)。AVC形式の番組のみ再生可能。また、テレビやレコーダから録画番組をムーブする場合は、USB経由ではできず、無線LAN経由で行なう必要がある。

 DLNAサーバー機能も搭載。保存した動画や写真、音楽などを、テレビなどのDLNAプレーヤー機能を備えた機器から、LAN経由で再生できる。

左上に電源ランプ、ワイヤレスランプ、AOSSランプなどを備えている
底部にUSB 3.0端子
モバイルバッテリとして使うこともできる

 無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応。最大接続台数は8台。簡単接続のAOSS機能も利用できる。操作や設定には、スマートフォン/タブレット向けの無料アプリ「MiniStationAir2」が利用でき、動画や写真・音楽をサムネイルで一覧表示可能。接続設定や設定もわかりやすいインターフェースで操作できるという。

 対応機器は、iOS 6.0以降のiPhone、iPad、iPod touch、Android 2.3以降のスマートフォン/タブレット、Kindle Fire HD7/HDX7/HDX8.9。パソコンはWindows XP/Vista/7/8/8.1、Mac OS X 10.5/10.6/10.7/10.8/10.9に対応。USB 3.0端子も装備する。

 リチウムポリマーバッテリを内蔵。容量は3,020mAh。モバイルバッテリとして給電するためのUSB端子も備え、スマホなどへの「おたすけ給電」に対応。外形寸法は84×145×18mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約265g。

(山崎健太郎)