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ULTRASONE、量産型フラッグシップヘッドフォン「Edition5 Unlimited」。32万円

 タイムロードは、ULTRASONEのフラッグシップヘッドフォン「Edition5 Unlimited」を11月下旬より発売する。価格は32万円。東京・中野サンプラザで10月25~26日に開催される「秋のヘッドフォン祭 2014」のタイムロードブースでも展示する。

Edition5 Unlimited

 Edition 5 Unlmitedは、2013年末から555台限定生産され、完売したフラッグシップモデル「Edition 5」のノウハウを投入し、数量限定無しの量産モデルとしたULTRASONEフラッグシップヘッドフォン。チタンプレイテッド・マイラードライバやS-Logic EXなどの技術はEdition 5を踏襲している。

Edition5 Unlimited

 主な変更点はイヤーカップ。Edition 5では、沼地などに倒れ、650年~8500年が経過した“埋れ木”を採用していたが、希少性が高く加工が難しかった。Edition 5 Unlimitedでは、他のEditionシリーズと同様のルテニウムコーティング素材に変更し、変更したハウジングに合わせて音質をチューニングした。

 マット仕上げのルテニウムコーティングは、Edition 10のフィニッシュに近い重厚で上質なイメージをもたらし、Edition 5のフェザーのような装着感も踏襲しているという。

Edition5 Unlimited
Edition5
Edition5 Unlimited

 ユニットは40mm径のチタンプレイテッド・マイラ ドライバー。再生周波数帯域は5Hz~46kHz。出力音圧レベルは96dB。従来シリーズと同様に、ULE(Ultra Low Emission/低域電磁波低減)技術も採用している。イヤーパッドやヘッドバンドはエチオピアン・シープスキン・レザー。

 ケーブルは着脱可能で、MMCX端子を採用。標準入力プラグを備えた4mのケーブルと、ステレオミニの1.5m、リモコン/マイク付きの1.2mの3種類のケーブルを同梱。キャリングバッグやクリーニングクロスなどを同梱する。

ケーブル脱着に対応
キャリングケースも付属

CHORD「Hugo」は据え置きアンプ化を提案

Performance 860

 タイムロードブースでは、ULTRASONEの新シリーズ「Performance」3モデルを紹介している。Editionシリーズの特徴を受け継ぎながら、音質や装着感は妥協せず、より魅力的な価格設定を実現したというシリーズで、Performance 880、Performance 860、Performance 840の3モデルを用意している。店頭予想価格は4~6万円で、上位機の880は40mm径のチタンプレイテッド・ドライバーを、860はゴールドプレイテッド・ドライバーを採用する。

Performanceシリーズ

 また、CHORDのDAC搭載ポータブルヘッドフォンアンプ「Hugo」は24日に販売開始したブラックモデルを展示。ULTRASONEのヘッドフォンと組み合わせて訴求している。

Hugoブラックモデル
Hugoとポータブルオーディオとの接続方法を案内
新イヤフォンのIQ Pro

 加えてHugoをプリメインアンプとして活用する方法も紹介。Hugoはバッテリ内蔵のポータブルDAC/ヘッドフォンアンプだが、1W×2chの出力も可能なため、能率の良いパッシブスピーカーと組み合わせ、据え置きシステムとして利用できると訴求している。

 外出先ではヘッドフォン、家庭内ではスピーカーで再生など、Hugoをより幅広く使えると提案。また、バッテリ駆動が可能なため、電源接続が必要ないフルバッテリ駆動のプレイバックシステムを構築できるとする。

Hugoの据え置き提案も

(臼田勤哉)