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FIIOから“価格破壊的”平面磁界型ヘッドフォン。XLR出力付きBluetoothレシーバーも
2025年11月1日 16:00
「秋のヘッドフォン祭 2025」が11月1日に東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で開催。ここでは、FIIOの新製品を多数出展しているエミライブースをレポートする。
FIIO M27
目玉となるのが、FIIOの新フラッグシップDAP「M27」で、東日本初公開。エージング済の状態で用意し、試聴できるようにしている。なお、M27には筐体の素材によって、「Aluminum Alloy」と「Titanium Alloy」の2種類がある。
「M17」の後継モデル。近日発売予定で、海外での予価(税別)はチタニウムモデルが2099.99ドル前後、アルミニウムが1699.99ドル前後。
DACにESSの「ES9039SPRO」をデュアルで搭載。ヘッドフォン出力は5,000mWとハイパワー。業界初のaptX Lossless受信にも対応する。
SoCは「QCS6490」を採用。Android 13ベースのOSで、256GBのストレージメモリと、デュアルmicroSDスロットも搭載する。
3.5mm、4.4mmバランス、6.35mmのヘッドフォン出力を備えるほか、同軸デジタル入出力、光デジタル出力を備え、ポータブルDAPだが、据え置き機のように使い、Hi-Fiシステムとも連携できるのが特徴。
バッテリーに負荷をかけずに、給電しながら使うデスクトップモードも搭載。9,200mAhの大容量バッテリーを搭載する。
FIIO FT13
ウッドハウジングが特徴的なヘッドフォンは、本邦初公開の「FT13」だ。FT1の設計思想を継承しつつ、ハウジング材、振動板、ケーブル素材、イヤーパッドの選択肢拡充など、多彩な進化を遂げた上位機種となる。今冬発売予定で、海外での予価(税別)は299.99ドル。
ハウジングに採用しているのは、高密度で共振を抑制、希少価値が高くファッション性も高い北米産天然パープルハートウッド。
ドライバーは大型60mmのダイナミック型。駆動効率の高いW型のウール複合バーチ材ナノファイバー振動板を使っている。
導電性の高い「銀メッキ無酸素銅」と音質改善に有効な古河電工製・単結晶銅の複合編組線をケーブルを使っている。
FIIO JT7
こちらの「JT7」も本邦初公開。平面磁界ドライバーを搭載した開放型ヘッドフォンのエントリークラスモデルと位置付けられており、海外での予価(税別)はなんと109.99ドルと、手に取りやすい価格になっている。今冬発売予定。
95×86mmの平面磁界ドライバーを搭載。聴き疲れも少なく、繊細なニュアンスの音楽を表現できるという。
広い周波数特性(7Hz-40kHz)で様々な音楽を表現力豊かに再生。3.5mmケーブルと4.4mmバランスケーブルが付属する。
FIIO JT3
本邦初公開。JT1の基本設計を踏襲した開放型ヘッドフォン。ドライバー駆動効率、耐久性、デザイン性も向上した。今冬発売予定で、海外での予価(税別)は69.99ドル。
JT1と同じ50mm口径高性能ダイナミックドライバーを搭載した開放型バージョン。軽量・非金属素材のボイスコイルフレームと、太径CCAWボイスコイルにより駆動効率を向上させている。高級感もあり、耐久性に優れたアルミニウム・マグネシウム合金グリルを備えた。
FIIO DM15 R2R
サプライズ登場したのは、「BR15 R2R」。Bluetoothレシーバー兼USB DACのヒットモデル「BTA30 Pro」を進化させたようなモデルで、モデル名の通り、Bluetoothレシーバーであり、DACは部分をR2R DACで構成している。
Bluetooth受信した音楽データを、高音質に出力する事にこだわって開発されており、背面にはRCAだけでなく、XLRのバランス出力も備えているのがユニークだ。価格や発売時期は未定。
FIIO DM15 R2R
FIIO発のCDプレーヤー新作モデルが「DM15 R2R」。発売日は未定で、海外での予価(税別)は)299.99ドル。
フルバランス24bit R2R DAC回路を採用。BluetoothコーデックはaptX Adaptiveをサポート。最大1,100mWのパワフル出力を実現。
前面に3.5mmと4.4mm端子の両方を装備。USB DAC機能も備えている。
FIIO Snowsky TINY A/B
初公開、SnowskyシリーズのDAC内蔵ドングルヘッドフォンアンプ第2弾。今冬発売予定で、海外での予価(税別)は19.99ドル。
高級感のあるメタルボディを採用。TINY Aは、3.5mmと充電用USB Type-C端子を搭載。USB-Cは、リスニング中に接続機器を充電するためのもの。TINY Bは、3.5mmと4.4mmヘッドフォンジャックを搭載。4.4mmは非バランスとなっている。
接続ケーブル不要のダイレクトプラグイン設計。TINY Aは7g、TINY Bは10gと軽量設計も特徴。
ハイレゾ認証取得、PCM 384kHz/DSD 256のデコードが可能。エントリーモデルながら本格仕様の「10バンドPEQ」を搭載する。
FIIO Snowsky MELODY
「Snowsky MELODY」は、ダイレクトプラグ式で、PCM 384kHz/DSD256まで対応。10パンドパラメトリックイコライザーも搭載したポータブルヘッドフォンアンプ。今冬発売予定で、海外での予価は39.99ドル前後。
DACは、Cirrus Logic製「CS43131」をデュアルで搭載。筐体には北米産天然木を使用。使うほどに深まる風合いと、一つ一つ異なる木目が生み出す個性が特徴。
3.5mmと4.4mm出力対応。4.4㎜バランス時、出力250mW(32Ω)を実現。幅広いイヤフォン、ヘッドフォンに対応できる。

















