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DITA、3年ぶりの最上位イヤフォン「VENTURA」。新開発V4ドライバ×クアッドバッフル

VENTURA

finalは、DITAのフラッグシップイヤフォン「VENTURA」を11月7日に発売する。価格は798,000円。

「人生という旅を豊かにする道具でありたい」という思いが込めて開発したというイヤフォン。「圧倒的な空間表現と解像度によって、あらゆる音の細部をありのままに描き出し、聴く者を瞬時にロックコンサートからジャズバー、壮大なオーケストラホールまで連れ出す」という。

DITAのすべてのフラッグシップモデルは、専用設計のシングルダイナミックドライバーを搭載しているが、VENTURAも同様。「V4ドライバー」と名付けられたドライバーは直径12mm。軽量かつ高感度でありながら剛性と安定性も兼ね備えた、ゴールドコートを施したチタンセラミック振動板を採用、この振動板の微細なゴールドコートが、サウンドに僅かな温かみをもたらすという。

振動板を駆動するツインマグネットは、名前の由来となった4つのリアバッフルに連結。このツインマグネットと4つのリアバッフルからなる「クアッドバッフルシステム」が、広大なサウンドを実現。

ドライバー容積が拡大し、空気の流れが最適化され、実世界のリアルな音のニュアンスを忠実に再現するという。これらの構造とゴールドコート振動板の組み合わせで、明瞭で聴き疲れの少ない、自然でパワフルなサウンドを追求している。

筐体の素材はチタン。10個の部品から成る多層サンドイッチ構造は、精緻なCNC加工機によってチタンから削り出され、独自のベントシステムがV4ドライバーと組み合わさることで、広大なサウンドスケープを構成。人間工学に基づいた筐体形状により、最適なフィット感も実現したという。インピーダンスは50Ω@1kHz。感度は15dB/mW@1kHz。

初代Dream Gen.1から続くDITAフラッグシップの伝統として、VENTURAにも専用設計のカスタムケーブルが付属。0.05mm径の高純度単線銅を142本使用し、ノイズ対策のため逆方向撚り(contra-rotating)構造で巻き上げたうえ、6mmピッチでコイルオーバー加工を施している。ケーブルは着脱可能で、2ピンコネクター仕様。

レザー製ウエストポーチ、final Type-Eイヤーピース、DITAチームが丁寧に選び抜いた紙を使用した特製ノート、BLACKWING製ミニ鉛筆がセットになっている。