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「秋のヘッドフォン祭 2025」開幕。final最上位TWS「TONALITE」や新ASMRイヤフォンに注目
2025年11月1日 15:00
「秋のヘッドフォン祭 2025」が11月1日に東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で開催。finalのブースでは、新フラッグシップワイヤレスイヤフォン「TONALITE」や、新ASMR向けイヤフォン「ZE3000 for ASMR」、DITAのフラッグシップヘッドフォン「VENTURA」の試聴展示が目玉となっている。
注目の試聴展示は、新フラッグシップワイヤレスイヤフォン「TONALITE」。身体形状をスキャンし「音色」を個人最適化する、final独自の技術「DTAS」を搭載しているのが特徴で、11月からGREEN FUNDINGにてクラウドファンディングを開始する。価格は39,800円前後で、クラウドファンディングでは20% OFFからのプランを用意する予定とのこと。
DTASのほか、超高精度ドライバー「f-CORE for DTAS」、圧迫感のない「トリプルハイブリッドノイズキャンセリング」など、finalが培ってきた技術を結集している。事前登録した人限定だが、TONALITEスキャン体験ブースで作成したDTASによる自分だけの音色を別室で楽しめる。
11月4日よりGREEN FUNDINGでのクラウドファンディングを開始する新ASMRイヤフォン「ZE3000 for ASMR」も試聴展示している。
これまでのASMR向け機とは異なり、ASMRコンテンツを聴いた際に、後頭部から背中にかけてゾクゾクとしたり、心地よい電気が走ったりするような感覚、いわゆる「ティングル」を誘発することに特化したしたことが特徴。
会場では、開発の中心となった研究員 秋山氏が厳選したZE3000 for ASMRにオススメのASMRコンテンツを用意しているほか、ASMRに関する情報をまとめた冊子「」も読むことができる。この冊子はZE3000 for ASMRに付属するものとなっている。
DXシリーズ初の密閉型ヘッドフォン「DX3000CL」も試聴展示。11月下旬発売予定で、価格は約8万円前後を予定している。
高い密閉性の中でも確実に動作する素材を選び、柔軟性と質量の最適なバランスを追求した40mm振動板を搭載したドライバーにより、深い低音に包まれながらも、ボーカルや楽器がクリアに聞こえる心地の良いサウンドを実現した。
イヤフォン「A2000」は時間応答についての新たな研究成果から生まれた音質設計が特長で、1万円以下の価格帯ながら、「良い音で音楽を楽しみたい方も納得の音質を実現した」という。12月発売予定。
BAドライバーを搭載したSシリーズの新たな最上位モデルとなる「S6000」も試聴展示。BA2基構成で、クロム銅切削筐体を採用している。11月中の発売を予定しており、価格は約8万円程度になる見込みとのこと。
新発売のワイヤレスヘッドフォン「UX5000」も試聴展示している。finalのフラッグシップイヤフォン「A10000」の開発過程で得られた特性と聴感に関する知見を投入し、内部アコースティック空間の音響特性を徹底的に追求。「澄み切った高音と豊かな低音が、音源の本質を最大限に引き出し、忠実に再現する」という。価格は32,800円。
バッテリーとヘッドバンドの交換が可能なのも特徴。「カメラや万年筆のように道具として永く使われることを目指した」という。BluetoothのコーデックはLDACに対応する。
agブランドのCOTSUBUシリーズの極小筐体をベースに新設計された完全ワイヤレスイヤフォン「ZE300」も用意されている。5,980円で、ノイズキャンセリングも搭載しているのが特徴。
イヤフォンを外から圧迫した際でも圧力が分散される「エアフローポート」も特徴で、耳道内の高まる圧力を調整することで、鼓膜への負担を和らげると同時に内部ドライバーへの負担も軽減。寝転びながら使用しても壊れにくい耐久性を備えている。
出荷が開始されたフラッグシップイヤフォン「A10000」も試聴機が用意されている。
DITAの新フラッグシップイヤフォン「VENTURA」も登場
DITAブランドからも、11月7日に発売される新フラッグシップイヤフォン「VENTURA」が試聴展示。価格は798,000円。
専用設計の12mm径ダイナミックドライバー「V4ドライバー」をシングルで搭載。軽量かつ高感度でありながら剛性と安定性も兼ね備えた、ゴールドコートを施したチタンセラミック振動板を採用し、この振動板の微細なゴールドコートが、サウンドに僅かな温かみをもたらすという。
高剛性なチタン切削筐体を採用。10個の部品から成る多層サンドイッチ構造で、精緻なCNC加工機によってチタンから削り出され、独自のベントシステムがV4ドライバーと組み合わさることで、広大なサウンドスケープを構成するという。
ケーブルも専用設計のカスタムメイドケーブルを用意。0.05mm径の高純度単線銅を142本使用し、ノイズ対策のため逆方向撚り(contra-rotating)構造で巻き上げたうえ、6mmピッチでコイルオーバー加工を施している。











