パナソニック、一眼レンズ5モデルがフルHD動画AFに対応

-アップデータ公開。「DMC-GF1」の動画AF性能改善も


11月25日公開


 パナソニック株式会社は25日、マイクロフォーサーズ規格のレンズ5モデルの最新ファームを公開した。新たに「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.」など3モデルにおいて、同社デジタル一眼カメラ「DMC-GH1」でのフルHD撮影時のAFに対応する。

 また、同日にAVCHD Lite対応デジタル一眼カメラ「DMC-GF1」のアップデータも公開。動画撮影中のAF性能などが改善される。



■ レンズ5モデル

 アップデート対象機種は、「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.」(H-F007014)と「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」(H-FS014045)、「LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.」(H-VS014140)、「LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-F5.6/MEGA O.I.S.」(H-FS045200)、「LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.」(H-H020)の5モデル。7-14mmと20mmの2機種はアップデートでVer.1.1に、それ以外の3機種はVer.1.2になる。

 上記のうち、フルHD撮影(FHDモード)時のAFに対応したのは、「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.」と「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」、「LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-F5.6/MEGA O.I.S.」の3製品。また、「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.」は動画撮影時の絞り駆動性能も向上させている。そのほか、5モデル共通で動画撮影時のAF性能が改善された。

左から「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.」、「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」、「LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.」「LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.」


■ DMC-GF1の動画AF改善など

DMC-GF1。上段はパンケーキレンズを装着したところ。右はボディ単体
 AVCHD Lite対応のデジタル一眼カメラ「DMC-GF1」は、最新ファームのVer.1.1を適用することで、動画撮影中のAF動作が向上。そのほか、下記の機能強化や改善が行なわれる。

 

  • Mマウントアダプタ(DMW-MA2M)、Rマウントアダプタ(DMW-MA3R)などでオートフォーカスが使えないレンズを使用する場合に、後ダイヤルを押す操作でMFアシスト機能を使用できるようにした。(カスタムメニューの「レンズ無しレリーズ」を「ON」、に設定することが必要)
  • 動画撮影中のオートフォーカス動作を向上
  • 高感度撮影時の画質を改善
  • オートホワイトバランス性能を向上
  • 人物撮影に関するシーンモード(人物、美肌、夜景&人物、赤ちゃん)の描写性能を向上
  • 風景撮影に関するシーンモード(風景、建物)の露出制御の組み合わせを改善

 



(2009年 11月 26日)

[AV Watch編集部 中林暁]