フリービット、Android向けServersManを公開

-iPhone/Windows Mobile版のアップデートも


ServersMan@Androidのロゴ

12月11日発表


 フリービット株式会社は11日、スマートフォンなどをパーソナルサーバー化する「ServersMan」のAndroid端末向けバージョン「ServersMan@Android ver2.0β」を公開した。Androidマーケットで無料ダウンロードでき、Android OS 1.5以降で動作する。

 Android端末をネットワークストレージとして利用でき、動画/音楽などのファイル共有が行なえるほか、Webサーバーとして公開可能になるアプリ。これまで、iPhone/iPod touchやWindows Mobile端末、LAN HDD(CAS)向けの製品がリリースされている。フリービットの独自技術「Emotion Link」を用いて、簡単な設定でこれらの機器をネットワークストレージやWebサーバーとして利用可能。同一LAN内だけでなく3Gネットワークからもアクセスできる。

ServersMan@iPhone(左)と、ServersMan@Windows Mobile(右)のロゴ

 また、既存のiPhone/iPod touch版や、Windows Mobile版のアプリ最新版も公開。バージョンはiPhone向けが3.1.5β、Windows Mobile向けが2.2βとなる。なお、Windows Mobile版は米国のみダウンロード可能で、日本のMarketplaceにおいての公開は申請中としている。

 新機能として、iPhone版には対応機器同士を連携させるグルーピング機能「Scooop」を搭載。これは、フリービット子会社のエグゼモードから9月に発売されたWebアップロード機能搭載ビデオカメラ「ServerMan Scooop by EXEMODE」の機能をソフトウェア化してアプリに実装したもの。

 撮影した写真をそのまま他のServersMan機器(LAN HDD含む)に保存可能となり、無線LANまたは3G回線を使って、ユーザーが保存先の機器を指定できる。「Scooop」はWindows Mobile向けやAndroid向けのほか、iアプリ版も配布予定としている。

 そのほかのアップデートとして、Android版を含め全てのアプリが中国語に完全対応。iPhone版は中国の検索エンジン「百度」(Baidu)の「百度MP3検索」(中国国内のサービス)にも対応し、「音楽を検索し、直接ダウンロードして、iPhoneの既存プレイリストと連携して再生できる」としている。そのほか、中国以外の国向けにTwitter連携機能もiPhone版に搭載し、GPS情報を一定間隔でツイートする「自動つぶやき」などが可能となっている。



(2009年 12月 11日)

[AV Watch編集部 中林暁]