zionote、小型USB DAC/DDC「nano/S」を8,400円に値上げ

-XP用のカーネルストリーミング再生ドライバ公開も


4月7日発表

新価格:8,400円


nano/S
 zionoteは、「JAVS」ブランドのヘッドフォンアンプ内蔵USB DDC/DAC「nano/S」の価格を改定。3月の発売時点では6,800円だったが、5月10日出荷分より8,400円に値上げする。

 値上げの理由は「輸入調達コストの増大」で、「このままでは販売自体を継続できない状況となっており、やむを得ず値上げする」としている。

 「nano/S」は、外形寸法60×45×17mm(縦×横×厚さ)の小型筐体で、USB接続したパソコンの音声を最大24bit/96kHzのデジタル出力、またはアナログ出力できる製品。出力端子は光デジタル(丸型)とステレオミニのコンボタイプで、接続するケーブルによりDDC/DACを使い分けられ、ヘッドフォンアンプとしても利用できる。



■ 「nano/S」、「UDT-1」用のXP向けドライバを公開

UDT-1
 同社が取り扱うJAVSの「nano/S」と、デジタルトランスポート「UDT-1」は、Windows Vista/7のカーネルストリーミング再生に対応し、OSのカーネルミキサーをバイパスすることでより高音質な再生が可能となっている。一方、XPではこれまでDirect Soundのみの対応だった。

 そこで、XPでもカーネルストリーミング再生が可能な独自ドライバを開発、公開を開始した。このドライバを使用することで、ネットブックなど処理の遅いPCでも、Windows XPと「foober2000」などの再生ソフトにより高品位な再生が行なえるという。また、XPでもドルビーデジタルやDTSのパススルー出力が可能になる。

□ダウンロードページ
http://blog.zionote.com/?cid=60345



(2010年 4月 7日)

[AV Watch編集部 中林暁]