Shure、実売約19,800円のカナル型イヤフォン「SE315」

-シングルアーマチュア。クリアタイプも用意


シングルユニット仕様の「SE315」

 Shure Japanは、バランスドアーマチュアユニットを採用したカナル型(耳栓型)イヤフォン、SEシリーズの新モデルとして、シングルユニット仕様の低価格な「SE315」を10月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,800円前後。

 カラーはブラック(SE315-K-J)と、クリアー(SE315-CL-J)の2色を用意する。

 なお、発売を記念し、iPhoneなどが操作できる3ボタン付きのリモコン&マイク搭載ケーブルをセットにして、数量限定で発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は22,800円前後。同ケーブルはSE535/425/315用として単品でも発売される。ただし、標準ケーブルにあるワイヤーフィット機能は備えていない。リモコン操作対応プレーヤーは第4/5世代iPod nano、classic、touch 第2世代、shuffle 第3世代、iPhone 3GS/4。

 Shureは、7月にSEシリーズの上位モデルとして、2ウェイダブルウーファ仕様で3ユニット内蔵の「SE535」(実売5万円前後)と、デュアルユニットの「SE425」(実売3万円前後)を発売している。「SE315」はその下位モデルと位置付けられ、シングルユニット仕様になっている。

 機構的な特徴として、内部のアーマチュアユニット全体をプラスチックモールドに収容し、衝撃から保護。同モールドの吹き出し口にはOリングパーツが付いており、耳へと音を出力するノズルに余分な音が漏れ出さないよう工夫されている。

内部の銀色の部分がプラスチックモールド。この中にアーマチュアユニットが収められている

 仕上げは異なるが、筐体デザインは上位モデルを踏襲。遮音性の高いデザインになっているという。さらに、低価格モデルながらケーブルが着脱式となっており、前述のリモコン&マイクケーブルなどに付け替えることができる。耳にかけるようにして装着するためのワイヤーフィット機能も装備する。

 ケーブルとイヤフォン本体の着脱部分は、360度回転するスナップ・ロック式となっており、装着時の快適性を向上させている。

クリアタイプはケーブルもクリア仕様ケーブルは着脱可能。360度回転するスナップ・ロック式となっている

 イヤーピースはフォームタイプ、ソフト・フレックスタイプを各3サイズ(S/M/L)、さらにイエロー・フォーム・イヤパッド、トリプルフランジ・イヤパッドも同梱。キャリングケースも付属する。

 再生周波数帯域は22Hz~18.5kHz。インピーダンスは27Ω。ノイズ減衰量は37dB(最大)。感度は116dB。入力プラグは金メッキのステレオミニ。ケーブルの長さは1.6m。


(2010年 9月 21日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]