ソニー、500GB HDD搭載のかんたん録画テレビ3製品
-40型のEX52Hシリーズと32/22型。エッジLED採用
KDL-40EX52H |
ソニーは、500GB HDDを内蔵し、デジタル放送録画が可能な液晶テレビ「BRAVIA」2シリーズ3モデルを3月20日より発売する。
フルHD倍速駆動パネルを採用した「EX52Hシリーズ」は、40型の「KDL-40EX52H」の1モデルで、店頭予想価格は15万円前後。1,366×768パネル採用の「EH42Hシリーズ」は、32型の「KDL-32EX42H」と、22型の「KDL-22EX42H」をラインナップし、ブラックとホワイトの2色を用意する。店頭予想価格は32型が11万円前後、22型が9万円前後。
KDL-40EX52H | KDL-32EX42H | KDL-22EX42H。ブラックとホワイトの2色を用意する |
エッジライト型のLEDバックライトを採用 |
40型は1,920×1,080ドットのフルHDパネルを採用し、120Hz倍速駆動のモーションフロー120。32/22型は1,366×768ドットパネルを採用する。3Dには対応しない。バックライトはエッジ型のLEDで、本体の薄型化と省エネ化を両立。高画質エンジン「ブラビアエンジン3」を搭載する。
地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナと500GB HDDを内蔵し、デジタル放送録画に対応した点が最大の特徴。地上アナログチューナは備えていない。録画しながらの裏番組視聴も可能となっている。録画はMPEG-2 TSのストリーム(DRモード)のみで、2番組の同時録画には対応しない。
かんたん録画リモコン |
シンプルな録画機能が特徴で、番組表で任意の番組を選択して、リモコンの[録画]ボタンを押すだけで録画予約を開始。リモコンも番組表や、録画、見る、削除など、基本的な録画操作のための専用ボタンを備えた「かんたん録画リモコン」が付属する。30秒送りボタンも備えている。
内蔵HDDだけでなく、USB HDDへの録画にも対応。また、内蔵HDDからUSB HDDへのムーブも可能となっている。ただし、BRAVIAでHDD録画した番組をBD/DVDなどにダビングする機能は備えていない。
スピーカーはフルレンジ×2で、出力は40/32型が10W×2ch、22型が3W×2ch。入力端子はHDMI×3、D4×1、コンポジット×2、PC入力(D-Sub15ピン)を装備。光デジタル音声出力やUSB端子、ヘッドフォン出力、Ethernetも装備する。
イーゼル風のスタンドを採用 |
「イーゼル」をイメージした新デザインのスタンドを採用。本体ベゼル部分は、再生材使用比率を世界最高の99%以上に高めた難燃性のある再生プラスチックを採用。従来品に比べ、プラスチックの製造工程(輸送含む)でのCO2排出量が約8割削減されることが見込まれるという。
今回採用したのは、再生プラスチック「SoRPlas(ソープラス:Sony Recycled Plastic)」。ソニーグループの製造事業所で製造時に排出された廃光学シートと、光ディスク工場で製造時に排出された廃DVDをリサイクルした再生ポリカーボネイト樹脂に、ソニー独自開発の硫黄系難燃剤をブレンド。難燃ポリカーボネイト樹脂では、世界最高レベルの耐熱性・耐久性を実現しているという。
ブレンドした硫黄系難燃剤は、従来品より難燃効果が高く、従来の1/10未満の1%未満の添加で高い難燃性をプラスチックに与えることができるという。これにより、プラスチックの特性を損なわず、鮮明な色つやが要求されるテレビ前面側のベゼルに採用できたという。
型番 | KDL-40EX52H | KDL-32EX42H | KDL-22EX42H |
サイズ | 40型 | 32型 | 22型 |
解像度 | 1,920×1,080ドット | 1,366×768ドット | |
HDD容量 | 500GB | ||
スピーカー 出力 | 10W×2ch | 3W×2ch | |
入出力端子 | HDMI×3、D4×1、コンポジット×2、PC入力(D-Sub15ピン)×1、 光デジタル音声出力×1、Ethernet、USB、ヘッドフォン出力 | ||
消費電力 (待機時) | 116W(0.3W) | 85W(0.3W) | 46W(0.3W) |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 94.3×25.3×60.7mm | 75.5×22.5×50.1mm | 52.9×17.2×36.2mm |
重量 (スタンド含む) | 14.9kg | 11kg | 6kg |
(2011年 2月 8日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]