ソニー、ショルダータイプの2眼3Dカメラ「PMW-TD300」

-346,500円の業務用3Dカメラや8K CineAlta「F65」も


PMW-TD300

 ソニーは、4月11日から14日まで米国ラスベガスで開催される「NAB 2011」に向け、ショルダータイプの2眼式3Dカメラ「PMW-TD300」や、世界最小の業務用3Dカメラ「HXR-NX3D1J」などを発表した。

 PMW-TD300は、第3四半期に発売予定で、価格は288万7,500円。HXR-NX301Jは第2四半期発売予定で、価格は34万6,500円。また、新開発の大判8K CMOSセンサーを搭載したCineAltaカメラ「F65」も第3四半期に発売予定としている。


 



■ PMW-TD300

PMW-TD300

 1/2型1,920×1,080ドットの3板式CMOSセンサーと光学ユニットを2系統搭載したショルダータイプの業務用3Dビデオカメラ。

 左右独立レンズ/センサーと収録部を一体型としたことで、2台のカメラをリグに搭載するタイプと異なり、左右のカメラ調整を容易とし、3脚を使わずに肩に乗せて撮影できることから3D撮影の自由度を高めている。

 記録フォーマットはXDCAM EXシリーズと共通。映像圧縮にはMPEG-2 HDを、収録メディアはSxSメモリーカードを採用し、2枚のカードに左右それぞれのレンズからの映像を収録する。

 CMOSは、ExmorフルHD 3CMOS。新開発のデュアルレンズシステムにより、左右レンズのフォーカス、ズーム、アイリス動作を連動させて操作できる。2つのレンズの中心間距離を45㎜と短く設計することで、カメラと被写体の間の距離を幅広く設定できるようになり、これまでの2眼3Dカメラで課題となっていた、最短コンバージェンスポイントを1.2mまで短縮した。

 3D/2Dの切り替えにも対応し、2Dは左側のレンズだけを使って撮影できる。最長6時間を超える3D撮影に対応する。3.5型の液晶ビューファインダーを搭載。HD-SDI出力やHDMI出力、ゲンロック、TC入出力なども装備する。

 



■ HXR-NX3D1J

HXR-NX3D1J

 1/4型CMOSセンサーと光学10倍ズームレンズを左右に2組搭載した小型の2眼式3Dビデオカメラ。レンズの基線長31mmの間隔で平行にセッティングすることで、コンパクト化を実現している。

 ハンディカムで培った手振れ補正機構を3D映像撮影に適合させて搭載。これにより、左右の映像をリアルタイムに処理することができ、安定した3D撮影が可能になるという。

 AVCHD方式に対応したNXCAMシリーズとなり、記録解像度は1,920×1,080ドットで、60i/50i/24pなどに対応。3D記録方式はビットレート28MbpsのMVCフォーマットを採用。Blu-ray 3D規格に準拠した記録フォーマットのため、HXR-NX3D1Jで撮影した3D映像をそのままBDディスクに記録して、パッケージメディア制作などが行なえるという。

 レンズの35mm換算焦点距離は34.4~344mm。2D時は29.8~357.6mm。3D撮影のほか、2D撮影にも対応。記録メディアは96GBの内蔵メモリとメモリースティックPRO Duo、SDメモリーカード(SDXC対応)。

 3D放送や3D中継のサブカメラや、ウェディング、アミューズメント施設向け映像制作などに向けて提案。モニターは3.5型の裸眼3D液晶パネルを採用。3D出力形式はフレームパッキングと、サイドバイサイドを選択できる。

 HDMIミニ端子を装備し、HDMI Ver.1.4aに準拠。コンポーネント、映像出力兼用端子やヘッドフォン出力、USB、マイク入力なども装備する。外形寸法は約124.5×253.5×135.5mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は約725g(バッテリ含む)、撮影時重量は約1.15kg。

 



■ F65

F65

 新開発の8K(2,000万画素)スーパー35mmサイズCMOSイメージセンサーを搭載したCineAltaカメラ。同時に発表したSRMASTERポータブルレコーダ「SR-R4」を使用し、SRMemoryに16bitのRAWデータを記録できる。

 120コマ/秒のハイフレームレート駆動にも対応。CMOS特有のローリングシャッター現象を抑えるべく、物理的なロータリーシャッターをオプションで追加できるという。また、4種類のNDフィルタも併せて搭載し、マットボックス内にNDフィルタを取り付けることなく光量を変更できる。


(2011年 4月 11日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]