フォステクス、新2ウェイブックシェルフ「GX100MA」

　フォステクスは、純マグネシウムツイータを採用した、2ウェイのブックシェルフ型スピーカー「GX100MA」を3月末に発売する。価格は1台49,875円。カラーはハニーイエロー(HY)、ワインレッド(WR)、ダークブラウン(DB)。

GX100MA(HY)	GX100MA(DB)	GX100MA(WR)

　2009年発売の「GX100」をリニューアル。ツイータをマグネシウム合金から、上位モデルのG2000などと同様に純マグネシウム(純度99.9%)素材の20mmリッジドーム形状振動板に変更。これにより、女性ボーカルのしっとりとした歌声や、明瞭で豊富な倍音成分を持つバイオリンの響きを楽しめるという。

　ウーファは、アルミニウム合金のHR振動板で10cm径。分割振動による共振を分散させ、高伝搬速度振動板の音質の良さを活かしつつ、「高密度で癖のない素直な基音帯域再生を実現した」という。純マグネシウム振動板ツイータとの音のつながりも、「極めて自然」としている。

　再生周波数帯域は55Hz～45kHz(-10dB)。出力音圧レベルは82dB/W(1m)。最大許容入力は100W。インピーダンスは6Ω。ネットワークには空芯コイルと高品位フィルムコンデンサを使用。内部配線には銅・銀合金同芯撚り線を使用し、接続は基板を使わずに金メッキスリーブによるカシメ接続を行ない、音質劣化を防いでいる。聴覚的に敏感な帯域付近の1.6～6kHzを+1dB～-2dBの範囲で微調整できるMIDコントローラー機能も備えている。

　エンクロージャはリアバスレフ。楠とユーカリを交互に貼り合わせた音響専用CE合板を、バッフルと天地左右に採用。裏板はMDF。仕上げはメープル天然突き板で光沢塗装。スピーカーターミナルは銅削り出しの金メッキ。外形寸法は160×225×262mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.6kg。