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ソニー、シャッターボタン搭載、Bluetooth送信電力2倍になった「Xperia 10 VII」

Xperia 10 VII ターコイズブルー

ソニーは、Xperiaのミッドレンジモデル「Xperia 10 VII」を9月中旬以降に発売する。カラーはチャコールブラック、ホワイト、ターコイズブルーの3色。価格や発売日の詳細は各通信事業者の情報を参照のこと。

リアカメラ部もレンズが横並びになった外観的な変化のほか、10シリーズで初めて専用シャッターボタンを搭載。広角カメラセンサーが大型化したことなどが主な進化ポイントとなっている。また、Bluetoothの送信電力が前機種比で2倍となり、ワイヤレスヘッドフォン/イヤフォンとの接続が途切れにくくなった。Xperiaでお馴染みのヘッドフォンジャックも引き続き搭載している。

左からターコイズブルー、ホワイト、ブラック

シャッターボタンは、ボタン長押しでカメラアプリ起動、カメラアプリ起動時はボタンを押して撮影できる。ポケットから取り出しながらカメラアプリを起動して、そのまま撮影できるほか、縦撮りにも適したボタン配置になっているという。なおXperia 1シリーズとは異なり、半押しやAFロックには対応していない。

一番右側のボタンがシャッターボタン
縦撮りもしやすいよう、Xperia 1 VIIよりも少し位置をずらしている

また、カメラアプリを起動しているときにシャッターボタンを長押しすると動画撮影が行なえる。カメラアプリを起動していないときにシャッターボタンを短く押すとスクリーンショットも手軽に撮れるようになっている。

広角カメラのセンサーは、前機種比約1.6倍の1/1.56型センサーを搭載。重ね合わせ処理により、暗所でも被写体を明るく、くっきりと撮影しノイズを抑えた自然な描写で撮影できる。

カメラは16mm超広角と24mm広角を装備。24mm広角カメラで48mmのクロップ撮影も行なえる。センサーの画素数は超広角が1,300万画素、広角が5,000万画素で、記録画素数は全て1,200万画素となる。フロントカメラの有効画素数は約800万画素。

撮った写真や動画を3ステップでVlog動画編集できる「Video Creator」を標準で備えるほか、簡単に色味やテイストを変更できるルック機能も備え、撮影後は手軽にSNSへ投稿できる。

ディスプレイは6.1型で解像度はフルHD+。アスペクト比は、Xperia 1シリーズ同様に21:9から19.5:9へ変更。表示面積が大きくなり、とくに16:9コンテンツの場合はより幅広く表示される。また、リフレッシュレート120Hz駆動となり、画面スクロール時の表示が滑らかになった。

スピーカーも進化。トップ側のスピーカーにもエンクロージャーを設けることで、不要な筐体の振動を抑制することで、音の立体感や音質、音圧の大幅な向上を実現した。

ヘッドフォンジャック部も強化。構成を見直したことで、LRチャンネルクロストークが向上し、音のクリア差と立体感に加えて、低域の音圧も向上したとのこと。

お馴染みのヘッドフォンジャックも健在

Bluetoothは送信電力を前機種比2倍とし、途切れにくくなったほか、ソニーのワイヤレスヘッドフォン/イヤフォンとの組み合わせでは、Adaptive Bitrate対応で、人混みが多い場所でも音が途切れにくいとしている。圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングするDSEE Ultimateも引き続き搭載する。

SoCはSnapdragon 6 Gen3 Mobile Platform。メモリ容量は8GB、ストレージ容量は128GB。最大2TBまでのmicro SDカードが使用できる。

かこって検索や消しゴムマジック/編集マジック/ボケ補正といったGoogleのAI機能にも対応。対話型AIアシスタントのGeminiも利用できる。

いたわり充電と充電最適化技術により、充電時のバッテリーへの負荷を軽減し、4年間使い続けても劣化しにくい長寿命バッテリーへと進化。加えて、OSバージョンアップは最大4回、セキュリティーアップデートは最大6年間に拡大し、長期にわたって安心して利用できるような環境を整えたとしている。

外形寸法は約153×72×8.2mm(縦×横×厚さ)。重量は168g。

また、純正ケースとして、パーソナライズできるクリアケースを別売で用意。本体カラーに調和したグラデーションデザインと、黄変しにくい背面素材を採用し、好みのステッカー等を挟んでカスタマイズできる。

純正クリアケース
上から本体色のグラデーションがかかっている
ステッカーなどを挟んでパーソナライズできるのがポイント