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Unique Melody、“次世代3D骨伝導システム”のハイブリッドイヤフォン
2025年9月12日 14:30
ミックスウェーブは、Unique MelodyのユニバーサルIEM(インイヤーモニター)で、12基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーと3基の骨伝導ドライバーを組み合わせた「Mason Asahi」をオンライン限定で受注販売する。価格はオープン、市場想定価格は134万円前後。
3基の骨伝導ドライバーは、それぞれ異なる周波数帯域に合わせて個別にチューニング。低域では深みと質感を、中域ではクリアさと情報量を、高域では35kHzまで伸びるレンジを実現したという。
このマルチ軸構造により「全体のトーンを崩さずに自然で没入感のあるサウンドを生み出し、耳への負担も少なく、長時間のリスニングでも快適に音楽を楽しめる」とのこと。
また新開発の3D骨伝導アレイ構造も採用。X/Y/Zの3軸にドライバーを配置したもので、忠実な空間再現やイメージング精度、定位感が大きく向上。「耳だけでなく全身に伝わる振動も生み出し、従来の骨伝導では体感できなかった立体的で没入感のある空間表現を可能にしている」とする。
12基のBAドライバーは、低域/中域/高域に4基ずつ割り振られており、それぞれに最適化。低域BAはタイトで重みが伝わるベースを、中域BAは滑らかで伸びのあるミッドを、高域BAはきめ細かくコントロールされたトレブルをそれぞれ担っている。
BAドライバーは6wayクロスオーバーによって帯域・スピード・解像度・トーンが精密に調整されており、どの音量でもバランスのとれたサウンドを実現した。
これら骨伝導ドライバーとBAドライバーの相乗効果によりシームレスな設計も実現。「骨伝導が得意とする領域でイメージングの精度を高め、複数の伝導ポイントから微細な質感を加えることで、従来の骨伝導システムに比べて2倍以上の効率を実現。さらに、BAドライバーが持つ精度と豊富な情報量により、空間定位が広がり、全方向から包み込まれるような自然で正確、そして深みと没入感のあるサウンドを提供する」としている。
シェルは希少な広葉樹とカーボンファイバーを採用したもので、それぞれの素材は高精度の成形技術によってプレスされ、機能性と美しさを兼ね備えた。
再生周波数帯域は20Hz~35kHz、インピーダンスは21Ω、入力感度は108dB@1kHz。
付属ケーブルは、Unique MelodyのFantasyケーブルで、26AWGの高純度OCC銅を採用した4コア構造で、それぞれに4層のシールドを搭載した。PVC・ナイロン・FEPによる絶縁によって、柔軟性と耐久性を両立している。入力端子は4.4mmバランス、イヤフォン側端子はCustom 2Pin。
製品には、イタリア産牛革とインド産羊革スエードで仕上げたケースが付属する。外装にはブランドカラーで仕上げた牛革を、内装にはブラウンの羊革スエードを採用しており、堅牢な構造でMason Asahiを保護する。
そのほか付属品はイヤーピース「AZLA SednaEarfit Xelastec Eartips(各SS, MS, M)」や「UM Blue Core Ear tips(各S, M, L)」、ケーブルクリップなど。