ASUS、“明るさ2倍”の3D対応27型液晶ディスプレイ

-NVIDIA「3D Vision 2」対応。3Dエミッタ内蔵


27型で3D対応の「VG278H」

 ASUSTeK Computerは、NVIDIAの「3D Vision 2」に対応した27型フルHD液晶ディスプレイ「VG278H」を5月2日に発売する。価格は59,800円。

 また、21.5型のフルHDで、3Dには対応しない「VE228H」も同じく5月2日より発売する。価格は13,800円。



■ 3Dの明るさが最大2倍の27型「VG278H」

VG278H

 27型/1,920×1,080ドットのTNパネルを搭載した液晶ディスプレイで、NVIDIAが2011年10月に発表したアクティブシャッター3Dの新技術「3D Vision 2」に対応し、パソコンなどのゲームや動画/静止画を3D表示できる。

 3D Vision 2の新技術である「NVIDIA 3D LightBoost」により、3D表示時の明るさを最大2倍まで向上。また、3D表示の2重像も低減している。さらに、付属する3Dメガネのレンズは従来よりも20%大きくなって広視野を実現したほか、外光の遮断性や装着感も改善している。

 パネルは120Hz駆動、応答速度2ms(G to G)の「Trace Free II テクノロジー」により、激しい動きの映像でも残像がなくクリアに表示できるという。また、2台のディスプレイを並べて対応3Dゲームを楽しめる「NVIDIA SURROUNDテクノロジー」にも対応している。

 付属する「3D Vision 2キット」の3Dメガネと通信するIRエミッタはディスプレイ上部に内蔵。このIRエミッタは回転式で、利用者に合わせて最適なポジションに調整できる。また、使用環境の電波状況に応じて、赤外線モードを3種類から選べる。映像エンジン「Sprendid」を搭載。

 バックライトはLED。輝度は300cd/m2、コントラスト比は1,000:1で、ASCR機能ON時は5,000万:1。視野角は上下160度/左右170度。表面はノングレア(非光沢)。

 入力端子はHDMIとDual-Link対応のDVI-D、アナログRGB(D-Sub 15ピン)を各1系統と、ステレオミニの音声入力1系統を装備。出力3W×2chのスピーカーも内蔵する。

 消費電力は65W以下で、スタンバイ時は1W以下。スタンドを含む外形寸法は643×220×460mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8kg。100mmピッチのVESAマウントにも対応する。Dual-Link DVI-Dケーブルなどが付属する。



■ 21.5型で13,800円の「VE228H」

VE228H

 21.5型/1,920×1,080ドットのTNパネルを搭載したモデル。独自の映像エンジン「Splendid」を搭載し、高画質化を図っている。なお、3Dには対応しない。

 バックライトはLED。輝度は250cd/m2、コントラスト比は1,000:1(ASCR ON時は1,000万:1)。視野角は上下160度/左右170度。応答速度は5ms(G to G)。表面はノングレア。

 入力端子はHDMIとDVI-D、アナログRGB(D-Sub 15ピン)が各1系統と、ステレオミニの音声入力が1系統。内蔵スピーカーは1W×2ch。消費電力は30W以下で、スタンバイ時は1W以下。スタンドを含む外形寸法は512×200×385mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.1kg。



(2012年 4月 27日)

[AV Watch編集部 中林暁]