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リン、フロア型のアクティブスピーカー「AKUBARIK」

5ch「チャクラ・パワーアンプ」内蔵。252万円

AKUBARIK

 リンジャパンは、フロア型のアクティブスピーカー「AKUBARIK」(アキュバリック)を5月に発売する。価格は252万円。仕上げは従来モデルと同様にスタンダード6種、ハイグロス6種、スペシャルペイント200色を用意する。

 5ch分の「チャクラ・パワーアンプ」と専用クロスオーバー回路、「3K Array」ユニットなどを搭載したスピーカー。同社のプリアンプ搭載ネットワークオーディオプレーヤーであるAKURATE DSMや KLIMAX DSMと組み合わせることで、シンプルかつハイクオリティなサウンドシステムを構築可能とする。

 アンプ/回路部は、接点の排除とノイズの極小化を追求。独立した電源基板とオーディオ基板の2枚で構成し、クロスオーバーとパワーアンプを経由しても、スピーカーユニットまでを極短経路となるような回路レイアウトを実現したという。これらはブラックアノダイズ処理のアルミ引き抜きシャーシにマウントされている。

 クロスオーバー部は「ハイブリッド5thオーダー」を採用し、設置環境に合わせた調整が可能。スーパーツイータ/ツイータ/ミッドレンジは0.5dB刻みでレベル調整(-1.5~+2.0dB)が行なえ、壁からの距離に応じて低域のレベルは最大7dBまでカット。部屋の広さに合わせ、最低再生周波数/Roll-onの選択(19Hz/40Hz/60Hz)もできる。

 フラッグシップのKLIMAX 350にも採用されているアレイユニットの「3K Array」を搭載。また、MAJIK ISOBARIKにも使用されている「アイソバリック」技術により低音再生の効率を高めている。

 エンクロージャは内部損失と強度の高さを両立させるため、バーチ材とMDFを交互に組み合わせた 10層構造。スタンドは、肉厚メタルプレートをレーザーカット。中央部に円錐状のディフューザーを備え、アイソバリックで強化された低音を効果的に360度方向へ放射するという。

3K Arrayユニット部
スタンド部
5ch分のアンプを内蔵し、細かなレベル調整が可能

(中林暁)