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オリンパス、テキスト読み上げやスマホからの操作が可能なPCMレコーダ
(2014/4/1 15:41)
オリンパスは、テキストファイルの読み上げ機能や音声操作機能を搭載した無線LAN内蔵のリニアPCMレコーダ「Voice-Trek DS-902」を4月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万2,400円前後。4GBメモリを内蔵するほか、64GBまで対応するSD/SDHC/SDXCカードスロットも搭載する。
デジタル図書コンテンツのDAISY(Digital Accessible Information System)対応ファイルの再生やテキストファイルの音声読み上げ機能を搭載したPCMレコーダ。テキストファイルはtxtフォーマットに加え、doc、docx、htmlフォーマットにも対応。さらに、英語の読み上げや、従来機では非対応だった22kHzサンプリングのファイルもサポートする。また、音声でモード変更やメニュー呼び出し/設定が行なえる音声認識機能も搭載し、日時設定やフォルダ名の変更なども行なえる。
無線LAN(IEEE 802.11b/g/n 2.4GHz帯)を搭載し、スマートフォンやタブレットからのリモコン操作が可能。iOS/Android用アプリ「Olympus Audio Controller」(無料)を使い、スマホで録音開始/停止の制御が行なえる。また、スマホのカメラで撮影した写真を、レコーダの録音データの中にインデックスマークとして記録できる「Visual Index」機能も利用可能。音声と画像をリンクさせる事で、時系列が視覚的にチェックでき、検索性が向上するという。
録音ファイル形式はリニアPCM(WAV)、MP3、WMA。WAVは48kHz/16bitまで対応する。SN比を向上させた低ノイズ設計のステレオマイクを90度の角度でV型に配置し、「自然な拡がりとクリアなステレオ感を実現した」という。指向特性制御技術や、指向性を10段階から調整できるズームマイクモードも備えている。ステレオミニのマイク入力や、イヤフォン出力も搭載。最大出力280mWのスピーカーも搭載する。
音声再生時には、録音データの中から音声部分のみを検出して再生する「声だけ再生」や、文字起こしに特化した再生モード、ノイズキャンセル機能などが利用可能。再生速度は0.5倍速~6倍速までの間で30段階で調整できる。2型カラー液晶ディスプレイも備え、ホーム画面にはアイコン式GUIを採用。本体の十字ボタンと位置関係を合わせており、直感的な操作を可能にしている。
リチウムイオン充電池「LI-50B」を内蔵し、バッテリの持続時間は、内蔵マイクでリニアPCM録音する場合、録音モニタON時で約20時間、録音モニタOFF時で約29時間。再生時間はイヤフォン利用で約29時間、内蔵スピーカーで約23時間。パソコン接続時の対応OSは、Windows XP/Vista/7/8/8.1とMac OS X 10.5~10.9。外形寸法は115×51×17.9mm(縦×横×厚さ)。バッテリを含めた重量は105g。